『商売の創造』 by 鈴木敏文

コンビニはエンターテイメント!
セブン-イレブンの会長である鈴木氏の発言した言葉の集大成である。この本を読むと「コンビにはエンターテイメント」と言いつづけているように聞こえます。
不況で、しかも、一通りの生活必需品が満たされている日本において、お客さんは何が欲しいのかわからなくなっています。というか、基本的に、必要な物の機能は十分に満たされており、極端な話、ダダでも物はいらないという状況です。日本は、ある意味、世界で持っても成功した市場かもしれません。
お客さんにとっては、
「そっちで、勝手に考えてくれ」
さらに、言うと、
「なにかいいものがあれば見つけて提案してくれ!」
という状況です。
そういう世界では、もう、ただ安いだけでは、人は商品を購入しません。良くも悪くも、企業は主体性をもって、意見をもたなければなりません。積極的に、商品を提案しつづけなければいけません。人々の好みの移り変わりが激しいので、常に、油断せずに、次々と新しいものを提案しなければなりません。
もちろん、新しいものを提案するには、リスクが伴います。ただ、過去の成功にとわれて、それに固執すると縮小均衡に陥り、成長は望めません。それを裏付けるデータを次々と披露してくれます。
例えば、店舗開発において経験が長い人ほど売上が少ない、過去のデータに固執するお店の売上が少ない、商圏が広い店の品揃えは少なくし狭いお店は多くする、商品を売り込みに来る人以外の情報が大切とか、廃棄ロスより機会損失ロスが大きいなど、興味深い話が出てきます。
POSデータは死に筋を把握するだけに使用し、商品自体をみて、これが売れるか否かを事実を元に仮説検証を繰り返すことを厳しく各店舗に求めます。ある意味、週刊誌のように常に飽きられないように、店舗という紙面に、商品を一つの記事のように、構成する店長を多く抱える出版社のように経営しているようです。
商売の創造
著者:鈴木敏文、出版社:講談社
後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する


最近、東京は寒いですね。今年の夏に、お引越しをしたので、現在の部屋で、初めての越冬となります。4階で、角で、かつ、2面とも、大きな窓があります。夏は、涼しくて快適でした。しかし、やはり、冬は寒い!というわけで、エアコンはついているのですが、もう一つ、暖房器具を買うことにしました。
いろいろな種類がありますね。候補は、ホットカーペットのフローリング版、オイルヒーター、遠赤外線ヒーター、床置きヒーター(炬燵のヒーターをとりだしたようなもの)。いろいろ、ありますね。出身が沖縄なので、いまだに、効果の違いがピンとこないです。結局、かさばらない、はずれの確率が低そう、電気代がやすい、などの理由で、遠赤外線ヒーターに決まりました。配送が一番早そうなAmazonで、注文しました。ついでに本も購入しました。便利ですね。
今日、アメリカにいる友人からクリスマスカードが届きました。遠くから届くと、妙にうれしいです。

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