『幸せ力をつけるお金持ち練習帳』 by 沢木遥

文字通り、女性が自分の幸せを見つけるための練習帳。
多くのお金持ち本が、原理・原則を説く中で、女性らしく(?)具体的な身近な事から、自分の独立と起業を同時に行っていくという視点が新しい。
最初に、女性の短所をことごとく、長所に考えていく。その記述が楽しい。いくつか引用してみると、
・感情にとらわる→感情が生き生きとしているので愛される
・自分に自信が持てない→自分を分かって手堅く展開できる
・他人が気になる→だれに、どうアピールするのかを意識できる
・愛(男・家庭)に依存してしまう→ダメなときのリスクヘッジがある
・言い訳が多い→失敗した理由を「言語化」できる
などなど・・・
次に、具体的に、どうするのかをこと細かく、身近な誰にでもできそうなことから、説明していきます。ネットオークション、フリーマーケット、懸賞・公募、ヘビーシッターなどなどです。
最初に記述されている風景が、ショッピングモールで、買い物もせずに、ただ、楽しいからと、集まっている子連れの主婦が描写されています。なんとなく、不安を抱えながら、なんとなく、無為に過ごしている女性の気持ちを代弁しているようです。
後半で、筆者のプチ起業の具体的な作業が、「楽しい」とは明確に書いてないけど、それが行間から伺えることのできる。自分が主体的に事業を選択して、責任を果たしていく姿がすがすがしい。
この本のタイトルにあるようにお金持ちになり成功するのは、もちろん、もとめるものなのですが、その過程自体が楽しいものかもしれないと感じました。もしかしたら、うまくいかないけとだけれども、”楽しい企て”を体験することはある意味において十分な”ご褒美”になるのではと感じました。
幸せ力をつけるお金持ち練習帳
著者:沢木遥、出版社:幻冬社
後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する


私も、メルマガを出そう!と決めてから、なんとなく、楽しいです。その切っ掛けを与えてくれた楽天日記はいいですね。感謝感謝。

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