【ユダヤ人よりわかりやすいイヌが教えること。】
かま玉うどんさんの日記で、取り上げられていたので、読みたくなって、また、読んでしまいました。
女の子が、「マネー」というイヌから、お金持ちになるための法則を教わって、お金持ちへの道を歩み出す物語です。その物語が、うまく、読者の感情移入を誘うような設定になっており、もしかしたら、自分もお金持ちになれるかもという期待を抱かせるものです。しかも、出てくる法則は、とてもわかりやすいものです。
1.自分が欲しい物をはっきりさせる。
2.夢の貯金箱を用意する。
3.願い事を具体的にイメージできるよう、写真や絵をあつめる。
4.「~してみる」ではなく「~する」という言葉を使う。
5.自分に自信を持つために、うまくいったことだけを日記(サクセスダイアリー)に書く。
6.自分にできること、自分が知っていること、自分に備わっている事だけを考える。
7.自分の好きなことの周りにチャンスは転がっている。
8.三日以内にできないことは永遠にできない。
9.毎日の十分間の日課(サクセスダイアリーと成功をイメージする)で未来は変わる。
10借金は少しずつ返していく。返せるお金でも半分は貯金する。
11.借金で物を買わない。(クレジット・カードは破り捨てる)
12.稼いだお金を一定の割合で、ガチョウ(お金を生み出す金融資産)、夢、日々の小遣いに分ける。
13.幸運というのはよく観察してみると、準備と努力の結果にすぎない。
14.72割るの利率で、もとのお金の二倍になるまでの年数がわかる。
15.投資信託のリスクは長期的になみととても小さい。
簡単ですよね。これは全部ではなくて、全体で30近くあります。
書き出してみると、実際に、自分の生活に取り入れているのが多いことに気がつきました。
1.→基本ですよね。「ワクワク」することを冷静に分析すると、分かります。
2.→SONY銀行のPostPet「ほしいもの貯金箱」を使っています。
3.→「宝地図」ですね。
5.→実は、楽天日記の秘密の日記で書いています。
9.→「宝地図」と「未来日記」で楽しんでいます。
10.→借金していたときは、この考えで、気が楽になりました。
11.→クレジット・カードは持っていますが、基本的に使いません。
12.→「給与-必要経費」を、5:3:2で、ガチョウ:自己投資:交際費に分けて使用しています。
14.→無駄使いしそうになるときに、思い出します。
e.g.今は、1,000円だけど、6%で12年後には、2,000円か・・・
15.→日本の信託投資を信用してないので、長期保有スタンスで株を購入しています。
心に残ったシーンが、2つあります。
一つ目が、マネーが最初に言葉を発したシーンです。テレビでCDの宣伝が流れてきて、反射的に、出ている電話番号に電話しようとします。その時に、
「よく考えてごらん。本当に、CDなんか買っていられるのかい?」
という声が聞こえるシーンです。その後、この女の子は、自分が本当は何を欲しいのか考えて、3つあげます。これが、出発点になります。日々の生活に追われていると、自分が、本当に何が欲しいのか分からなくなる事を思い出させてくれます。購入してしまって、後悔することが多いですよね。
二つ目が、女の子が成長してお金に関する本をまとめている時に、マネーが言葉をしゃべらない普通のイヌに戻るシーンです。
「大事なことはね、君に僕の声が聞こえたということなんだ。君に僕のいうことがわかったということなんだ。それはちょうどいま君が書いている本と同じさ。読んだって君のメッセージが聞こえない人は何人もいるさ。でも君の本を読んでお金とかしこく付き合いはじめるひとだっているだろう。彼らの人生はいまよりもずっと幸せで豊かなものになるんだよ」
イヌが教えるお金持ちになるための知恵
著者:ボード・シェーファー、出版社:草思社
後悔度:★★★(三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する