【日本人向けのモテる理論&ホスト、ヒモ、マルチの誘惑の仕組みが分かる。】
まるるちゃんさんの日記で紹介されている本を、つい、購入してしまいました。とても、参考になります。で、普通は、こういう本は、紹介する気にならないのですが、前書きに、
「僕の本は残念なが自分だけの秘蔵の本になってしまいがちです。それはやめてくださいよ。」
とあり、んー、じゃあ、紹介するか、というわけで、こうなりました。
マーケティングの理論を導入しており、すっきりと整理されています。
1.恋愛の第一接点-ひたすらリングに上がって出会いを増やす
まず、市場への認知度を上げる段階でしょうか。チラシ配布、ホームページの開設等にあたります。
ここで、大切なことは、2つあります。
a.女性に慣れること。
b.露出を増やすために、複数のコミュニティに参加すること。
aは、とにかく、女性は相手の心の動きに敏感に反応するので、「自分に自信がない」とか、「妙に、緊張している」と、それが相手に伝わるので、まず、慣れて、平常心で接することができるようになることが大切です。具体的に、どうするとかというと、道を歩いている女性に声をかけるのです。といっても、ナンパではなく、単に、道を尋ねる程度でいいのです。それで、相手に、変に思われないように訓練します。それと、姉御肌の友人がいれば、アドバイスをもらうのも効果的です。
bは、女性の多そうなコミュニティに参加します。ここで、大切なことは、まず、女性の友人を多く作ることです。そして、その分野に一生懸命取り組みます。さらに、先生面をしてはいけません。ネットのコミュニティでもいいそうです。
2.恋愛の第二接点-無料お試しセット作戦
見込み客獲得、そして、新規客獲得ゾーンです。
ある程度、女性になれ、知り合いが多くなると、次の段階に行きます。より、親しくなることです。
2つポイントがあります。
a.小さい笑いをとる
b.ラポールを作る
aの目的は、彼女がどこに興味を持っているかの感受性を調べることと、感情を揺さぶることです。女性は、感情に訴えられることを望んでいるのです。
bのラポールという言葉を簡単に説明すると、信頼関係のある人との間の状態を指します。本書によると「子供の頃に自分を守ってくれた人の経験の再現」だそうです。このラポールを作にはどうるすかということは、心理学でいろいろな手法が出てきます。本書では、非常にわかりやすい方法が提示されています。
「子供の頃の話を聞く、そして、後で、再び、その話題を持ち出して覚えていることを示す」
これだけで、信頼関係が築けて、かつ、彼女自身の情報が得られます。
3.恋愛の第三接点-決めが弱いと仕留められない
そして、お得意さまになっていただく、段階です。
2つのポイントが、あります。
a.徐々に親しみを深くする
b.不安定にしておいて安定されせる、または、ネガティブなことしておいて、最終的には、ポジティブにする
aは、「知り合いになる」→「簡単な依頼をする」→「その依頼に少しだけ過大なお礼をする」→「依頼のレベルを上げる」→「その依頼に少しだけ過大なお礼をする」・・・とこれを丁寧に繰り返します。そうすると、段々と、あなたに気持ちが向かってきます。
人間は、不安定な状態になったとき、とりあえず、安定したいという本能があります。なので、精神的、物理的に不安にしておいて、安定させると好感を持ちます。簡単に、遊園地に行って、物理的に不安定なジェットコースターや精神的に不安手になるお化け屋敷があり、効果的です。
更に、だめ押しとして、怒った後に、優しくするとか、感情の起伏の激しいドラマ的な感情的な体験を共有すると忘れら無くなります。極端な話、チンピラの昔ながらの手法は、女性を散々殴った後に泣きながら抱いたりすることです。相手の感情の振幅を利用しています。
ビジネスに応用できそうですね。くれぐれも、悪用はしないように。
後藤芳徳の「モテる!」成功法則
著者:後藤よしのり、出版社:講談社
後悔度:★★★(三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する