【不動産市場の流れと銀行のスタンスの変化で、今が、チャンス?】
『金持ち父さん貧乏父さん』のロバート・T.キヨサキ氏の本を読んでも、不動産投資をやろうかと思わないが、本書を読むと「なんだか、やってみたい!」と思ってしまいました。
本書の冒頭を読んで、サラリーマンでありながら、年間家賃収入:2,500万円、不動産の購入総額としゃく入金の総額の差が、1億円もあるということに、インパクトを受けます。しかし、「なんだか、やってみたい!」と思った理由は別にあります。
まず、本書をみて、嬉しかったことが、『数字』がふんだんに使われているのです。特に、「お宝不動産」か否かを判断する基準をキチンと説明しています。「ノウハウをここまで、さらけだしていい?」と思うほど、書かれています。実際の数字のデータがあるとないのでは、計画段階の作業からして、雲泥の差があります。
そして、タイミングがいいのです。不動産市場の現状は、インカムゲンイよりも、いまだに、キャピタルゲインを重視した価格の付け方になっています。つまり、アパート経営で利益を出すことを前提としていた不動産価格の付け方より、売り買いの差で利益を得る立場での価格の付け方になっています。そして、売り買いの差で利益を得る立場での価格の付け方からみると、底値になっており、アパート経営で利益を出す立場からするとお宝不動産がでる可能性が大なのです。
一方、銀行の融資のスタンスに変化が出てきて、担保主義から、不動産の評価を事業経営として見るスタンスに、一部ですが、なっているようです。一部というのが重要で、そういうスタンスの銀行を見つけられれば、他の不動産投資家に差を付けることができます。
銀行の融資スタンスをなぜ、気にするか不思議に思う人もいるかもしれませんが、一般的なサラリーマンを考えるとその資金は銀行から得ることが現実的だからです。
ちなみに、不動産を地方で購入するべきか、都心の物件を購入するべきかを本書で、比較検討しています。その結論は、地方の方がいいのではないかという結論です。2つ、理由があります。一つ目が、物件の売買ペースが遅いため、お宝不動産か否かの見極めがつきやすいこと、二つ目は、都銀と地方銀行のスタンスの差から、都銀のほうが不動産を事業として見ており融資が受けやすく、都心にいい物件が残っている確率が少ないからです。
最後に、著者の投資スタンスがいいのです。連帯保証人は、利益を共有しない間柄でないと立てないこと、つまり、自分の妻以外に連帯保証人を立ててないのです。そして、本書の記述スタンスが冷静で公平的なものなのです。特に、コンビニ経営で失敗して、当時の財債をほとんど持ち出していますが、その描写も淡々として、びっくりします。これらから伺える誠実な人柄が、本書の信憑性を高めています。
以上のように、使える数字が載っていること、タイミングがいいこと、誠実な著者のスタンスに共感を覚えることの3つから、「不動産投資っていいかも!」なんて、感じました。本書に、お金持ちの収入源の分析があるのですが、多いんですよね、不動産からの収入が。
情報起業は、気軽に参入できるのがいいのですが、逆に、競合も多そうです。不動産投資は、ある程度の元手が必要なため、競合の数も少ないので狙いかもしれませんね。
未来日記に、不動産投資を追加します。目標が一つ増えると楽しくなってきます。
「お宝不動産」で金持ちになる!~サラリーマンでもできる不動産投資入門
著者:沢孝史、出版社:筑摩書房
著者のホームページは、下記のURLになります。
http://www.otakarafudousan.com/
後悔度:★★★
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する
「お宝不動産」で金持ちになる!-サラリーマンでもできる不動産投資入門
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