『一冊の手帳で夢は必ずかなう』 by 熊谷正寿

【自ら手帳マニアと言ってしまうIT系会社社長のアナログ手帳活用法】
私は、この4月、一ヶ月をかけて、今年度の計画を立案中です。なので、自然と、計画やそれを具体化する手帳についての本に目がいってしまいます。本書は、よく、見に行く日記サイトやblogに、取り上げられており、評判がいいので、購入してみました。
著者は、GMO社長である熊谷正寿氏です。連結子会社にまぐクリックがあります。そんなIT系企業を経営している著者は、意外にも、アナログ手帳(普通の紙の手帳)のよさを最初に力説しています。まず、「手で書く」ことにより、夢への思いが増幅します。次に、アナログ手帳はデジタルに比べて、一覧性が高いので、パラパラとめくると全体がすぐに把握できます。「読み返す」ことを重視する著者にとって、重要なポイントなのです。そして、バイブルサイズのシステム手帳を強く勧めています。
さて、どのように、手帳を使っているのでしょう。おもしろいことに、手帳は三部に分かれています。「夢手帳」、「行動手帳」、「思考手帳」です。
「夢手帳」は、やりたいことりすと、夢・人生ピラミッド(後で、説明します)、未来年表などから構成されています。
「行動手帳」には、ToDoリスト、戒め、名言、行動基準、長中期スケジュール、短期スケジュールなどから構成されています。「夢手帳」で集めた夢を具体的なスケジュールに落とすのに使用されます。
「思考手帳」は、会議の議事録、思考チェックリストなどから構成されています。思考チェックリストとは、考える対象毎に、チェックリストを作り、それにより、検討漏れを防ぐ働きがあります。例えば、新規事業チェックリストには、「成長性」、「将来性」、「ナンバーワンになれるか」、「特許が取れるか」などを用意して、それぞれの項目について評価していくのです。
「夢手帳」で、おもしろいと思ったのが「夢・人生ピラミッド」です。これは、自分の夢を、三つのレベルに分類・整理していくものです。
まず、基礎レベルがあり、それは、「教養・知識」、「健康」、「心・精神」の3つのパートからなります。次のレベルの実現レベルは、「プライベート・家族」、「社会・仕事」の2つパートからなります。そして、最後のレベルは、「経済・モノ・お金」の結果レベルです。それぞれのレベルに整理して、バランスを取ります。
もう一つ、「夢手帳」で、おもしろいと思ったのが、夢の収集です。これは、雑誌や本などで、「これはいい」とおもったものや、それらから刺激を受けて、思いついたことを夢として、収集していくのです。夢を集めているのは、「人は、夢で描いた自分以上になれない」からです。
「夢手帳」、「行動手帳」、「思考手帳」の3つから、自分の人生を、計画し、行動し、そして、その結果を吟味していく作業を繰り返すと、なりたい自分になれそうな気がします。

一冊の手帳で夢は必ずかなう – なりたい自分になるシンプルな方法
後悔度:★★★
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する


手帳の商品化
熊谷氏のblog によると、この手帳の商品化が企画されているようです。
私も三種類
私も、三つの視点で手帳を使用しています。しかも、物理的にも違います。
一つ目は、月間と一週間単位で、予定とToDoを管理している手帳です。これは、具体的なスケジュールを書き出しています。
二つ目は、一日単位のスケジュールとメモからなる手帳です。作業をする時に見たり、その時、気が付いたことや実際の結果を書き出しています。
三つ目は、A4のクリアファイルで、手帳という感じはないですね。長期的なスケジュールや本や思いついたことをマインドマップでメモしているのです。A4の大きさがないと、これらは収まらないのです。

コメント

  1. より:

    はじめまして、涼 と言います。

    トラックバックを有り難うございました。
    こちらからも、トラックバックをつけさせて頂きました。

    今後とも、どうかよろしくお願い致します。

  2. Kazumasa Wada より:

    トラックバックありがとうございました。
    私もこんな面白いサイト作りを目指したいと思います。
    今後ともよろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました