『書きながら考えるとうまくいく!』 by マーク・ビーリー

【今までにない考えつかなかった、書き続けることによるアイディア導出法】
最近、多量に、書いて、かつ、考えることが多い私に、ぴったりと思い、読んでみました。トム・ピーターズ氏による気合いの入った序文も、あり、期待も高まります。
本書は、ギアを高速にいれた状態である『天才の瞬間』を得るための手段として、プライペートライティングを提唱しています。読んでみて、役立ちそうなので紹介します。
頭を使う仕事の前に、このプライベート・ライティングを行うと高速ギア・モードに入ります。それと、自分の知らない自分の本音が分かり、悩みの解決や新しい発想を得る事ができます。いろいろと応用ができそうです。
プライベート・ライティングとは、以下の6つの事を守って、行う脳の活性法です。
1.肩の力を抜く。(一生懸命、考えるより、この方が成果を上げられます)
2.速く書き続ける。一分間に、80文字程度の高速に、紙に書く、または、PCのキーボードをたたきます。
3.限られた時間、10分から15分程度、行います。
4.考える言葉で、書きます。本書でいうところ台所言葉(家で使う、自分自身のスラング的な言葉使い)で、自分が分かっていることは書かない、話題をころころ変えてもよい。
5.思考に導かれるままに、書く。
6.フォーカス・チェンジで新しい方向を持ち込む。「ここで、何を考えていたけ?」とか、「他にどんな言い方があるのだろうか?」などと質問してみる。
このようこなことをすることにより、確実に、思考能力が高まります。
応用例の中で、役立ちそうなテクニックを紹介します。問題を解く方法です。
1.30分間で、問題になっていることのすべてと、最悪のシナリオを上記のプライベート・ライティングで書き出します。
2.翌日、自由な発想で、とにかく、15分間、プライベート・ライティングを行います。
3.3日間、プライベート・ライティングをしないで、熟成させるように、そのままにしておきます。すると、突如、頭上の電話が鳴り出します。解決案が閃きます。
もう一つ、紹介します。これは、新しいアイディアを引き出すために、紙の上(PC)で、会話をするというものです。アドバイスを得たい人に具体的にうかべます。紙の上で、会話をプライベート・ライティングで行います。例えば、エジソンに、仕事上の問題を相談すると設定して、行います。
このプライベート・ライティングは、いろいろなことに、使用できそうです。例えば、日々の反省で、自分の気がつかない思いを見つけるとか、新しいネットビジネスのビジネスモデルを考え出すことが思い浮かびます。しかも、楽しく、活用できそうです。
書きながら考えるとうまくいく!~プライベート・ライティングの奇跡
著者:マーク・リービー、出版社:PHP研究所、ISBN:456963074X
後悔度:★★★
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する

書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡

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