『スイス人銀行家の教え』 by 本田健

【口当たりがよく、お徳感のある本書は、女性に人気であることに納得】
本田健氏の著書は、口あたりがよく、何とはなしに、心を揺すぶられます。しかし、文章で、それを伝えるのは、難しく感じます。まあ、そういう本をこの場で取り上げなくても、いいのかもしませんが、ちょっとした挑戦気分で取り上げてみます。
前作の『ユダヤ人大富豪の教え』の主人公である件は、帰国後、なんと、普通の大学生として、ダラダラと時間をつぶすような生活を送っていました。
そのような日常生活から、抜け出す教えが私の目を捉えます。
12個レッスンがあるのですが、それはその9番目でした。この章の冒頭に、「正直に自分弱さを認めることは、半分成功したも同然」という趣旨の文章に、共感してしまいます。どんなに、カッコ悪い自分でも、他人の目で自分を見られると、それの状態を補う方法を考えられますよね。
そして、そして、「自分を動かすための5つのテクニック」とは、以下のようになります。
1.自分がこのままいけば、どうなるかをイメージできる。
 →正確にイメージできて、成功者は持っている。
2.自分のヒーローやヒロインを想像する。
 →彼、彼女ならどうするか?
3.なりたい自分をイメージする
 →イメージを楽しみ、そのイメージを自分のハートに取り込む
4.変わるためのあらゆる方策を考える
5.今すぐできる行動リストを作る
 →10個を情熱的にこなす
最初の項目は、みたくない将来を見てしまういやなことですよね。さらに、応用して、今、困った状態になっているのなら、過去に立ち戻って、それ状態を予想できたかを考えると、さらに、いやな感情になるのかもしれませんね。ついていることに、より、強く、自分を動かす原動力になるかもません。
二番目の項目は、自分から、離れて、自分を超越する目から、つまり、スーパー他人の目から物事を冷静に、見ることになります。これは、効果ありますよね。岡目八目という言葉があるくらいだし、悩んでいる本人より、他人が現状を冷静に判断できますよね。
問題を近視眼的にみて、狭く捉え、かつ、感情の渦のまっただ中にいる状態ではなく、俯瞰した位置で、感情に流されてない目で見ることの大切さなのでしょう。
そして、最後に、最初の一歩を踏み出すこと、しかも、情熱的に!というのが、いいですね。
この9章の1/3だけで、私は、元を取った気分です。本田健氏のほんは、なにか、いろいろなことが盛りだくさん書かれていて、お徳感があります。女性に、人気の理由でしょうか?
スイス人銀行家の教え~お金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスン
著者:本田健、出版社:大和書房、ISBN:4479790926
後悔度:★★★
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する

スイス人銀行家の教え―お金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスン

コメント

  1. shige-win より:

    トラックバックいただき、ありがとさんきゅっ♪v(*’-^*)^☆

    でも、Tulipaさんのブログはすごいですね。
    私もできればこのような書評を書きたいのですがなかなか・・・(-_-;)
    なんか、恥ずかしい限りです。

    ブックマークに登録したし、メルマガも登録しましたよ(^o^)

    また、勉強させてもらいます。

  2. masasam より:

    トラックバックありがとうございました。
    物欲三昧のmasasamです。

    そうですよね書評はこう書かなくっちゃ、と見本のようなブログ頭が下がります。
    masasamのページは自分の為的な部分が多くさらに、文章を書く事への慣れを作るため。
    で、ついでにアフィリエイトできたら最高みたいなページなので雑多なページとなってしまっています。
    今後参考にさせて頂きたいと思います。勉強になりました。

  3. sayanova より:

    トラックバックありがとうございました!
    tulipaさんのページは、今の私の興味ある分野の本がたくさんで、本を選ぶときの参考になります!
    これからも、楽しみにしています!

  4. 散策 より:

    biglobeのブログから初めて外に出てきました。まだ要領がつかめません。何をどうすればどうなるのか手探りです。

  5. イリ より:

    はじめまして。
    トラックバック失礼いたします。

    Tulipaさんの書評は
    本のエッセンスが凝縮されていて、
    とても読みやすいので
    ついつい読みふけってしまいます。

    本田健さんの本って女性に
    人気があるんですね。
    確かに暖かい感じがしますね。

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