【ガンガンとプロジェクト(=仕事)をやりたくなる本】
熱い語り口で、急速にメジャーになったメルマガで、オススメされていたので、読んでみました。
本書の冒頭にある『Eランス経済の夜明け』からの引用がいいですね。
「新しい経済の基本単位は、会社でなく、個人になる。」
そして、この個人間の競争は、「ブランドになるか、お払い箱になるか、道は二つに一つしかない!」と著者は断言しています。「注目されなければゼニにならない経済」=スターのシステムと同じになってしまうのです。
ただ、この世界は、一匹オオカミの孤独な世界ではありません。チームスポーツと同じです。チームメイトと作る世界の大きさが、成功の大きさになります。
このような視点から、個人がどうブランドになるのか、そして、どのような態度でプロジェクト(=仕事)に取り組むか、から、50もの考え方のポイントを教えてくれます。各ポイント毎に、「やってみましょう」という課題があり、それは合計200もあります。
50もの項目、どれも、大切に思える項目で、正直いって、目が眩みます。本書の読者ガイドでも、その辺を考慮して、まずは、自分に重要な、そして、カッコよいと思えることを10個選択しましょうとあります。
私は、更に、厳選して、3個、私にとって大切だと思えることを選択してみました。その3つを紹介します。
まず、「自分の名前をブランドにする」です。自分らしさとは何か、自分らしくないことは何か、を明確にします。そう、自分らしくないことを排除していきます。そして、毎日、自分に問いかけていきます。
「自分のやっていることは、自分のブランド化に何か役立つだろうか?」
答えが、ノーなら、改善することが必要です。
次に、「一点集中」です。鬼神がごとき一点集中です。会社員である私にとって、自由に使える時間に制約があります。そして、多くの本を読んでいるため、いろいろなことを実行したくなります。しかし、まずは、何かで、「抜群」にならなければ、人に注目してもらえません。
最後に、コミュニティです。自分の仲間と共に向上し、お互いに、補完し合う関係でいることが大切です。自分のコミュニティを常に意識して、活性化させます。
ガンガンとプロジェクト(=仕事)をやりたくなる本です。
ブランド人になれ!
著者:トマス・J.ピーターズ、出版社:TBSブリタニカ、ISBN:4484003074
後悔度:★★★(三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!
コメント
>ガンガンとプロジェクト(=仕事)をやりたくなる本です。
確かに、とても仕事がしたくなる良い本でした。
すみませんが、TBさせていただきました。
LifeTrackBackさん、TB、ありがとうございます。TB歓迎します!