『本調子』 by 清水克衛、他


本調子―強運の持ち主になる読書道
本好きの思いを代弁するような本
有名な方々が、日々の読書について、熱い思いを語っていて楽しいです。ただ、ここで示されている読書は、「実学」としての読書であり、「娯楽」としての読書ではありません。私自身も、かなりの読書好きですが、意識的な「実学」としての読書は、最近、ようやく、始めた段階で、初心者なので勉強になります。
すべてを紹介すると長くなりますので、読書について、明解な戦略を示している斎藤一人さんの章を紹介します。


斎藤一人の主張は、ひとつひとつが、「御尤も」であり、自分の頭の悪さを痛感してしまいます。
「出世する人、成功する人としない人の明らかなちがいって何ですか?」の答えが、
「成功しない人は自分に関係ないものに一生懸命になるんですよ」。
確かに。自分の仕事や自分のやっていることに関係無いことにいくら時間を費やしても、最終的に無駄になるだけで何も生み出しません。分かりやすい。読書も、同じで、自分の生活に役立つものに絞らないといくら時間があっても足りません。「必要なもの」を好きになって、四六時中、実践すればそれは成功しますね。
「斎藤さんはどこから情報を得るんですか?」の問いには
「(本の中に答えがそのままの形であるのではなく、本の中に自分に役立つと思われる)その一つ一つをつなぎ合わせたとき、自分の中で何かができあがるんだよ」
なるほどね。自分が直面している課題の一つ一つというのは、非常に特殊なことで、一般的なことを述べている本に、そのままの答えがあるわけではない。もしかしたら、この世で一度もだれも経験した事で無いかもしれない。逆にいうと、それを解くために、会社やお客さんからお金をもらえるわけで、そのままの答えが本にあるというのはおかしいことなんでしょうね。その課題を解く、ヒントが本にあり、それを自分で組み立てて、自分なりの解くのでしょうね。ヒントの宝庫という点では、本は格安ですよね。
本調子-強運の持ち主になる読書道
著者:清水克衛、本田健、七田眞、望月俊孝、斎藤一人、イハブロー武蔵、出版社:総合法令
後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する

本調子―強運の持ち主になる読書道

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