夢をかなえるお金の教え 豊かさの知恵 お金と幸せを呼びこむ「経済自由人」という生き方
【幸せな起業家にとって、「ビジネスとは人生の表現」】
本田さんの本は、『ユダヤ人 大富豪の教え』の次の本になるのでしょうか?本書も、情報量が多いです。その情報量の多さは、本書を読む楽しみにとっておいて、本田さんの視点を考えてみたいと思います。
私が思う本田さんが強調している視点は、二つあるように思えます。
一つの視点は、「お金」や「ビジネス」は、ありにも、多くの『手垢』がついて、普通の人は何らかの感情的な反応を起こして、素直に、見られなくなっているのではないでしょうか?そこから、脱却する必要があるのではないか?という視点です。二つめの視点は、通常、トレード・オフとして、考えられている事に対して、本当に、そうなのか?という視点です。
「ビジネス」の基本は、お客様に喜んでいただいて、かつ、経営が成り立つことだと思います。もう少し、具体的に言うと、まず、顧客が支払うお金が、提供する商品・サービスのコストを上回っている事が成り立つ必要があります。ここで、重要なことは、顧客が支払うお金の額は、基本的に、コストと何も関係がないことです。そして、その前に、顧客を見つける必要があります。
自分の顧客は、基本的に自分の周りの人間からしか、見つかりません。そして、なぜその商品・サービスを買うのかを知るための情報も、その周りの人間からしか、見つかりません。だから、本田さんの本では、それが如何に大切かを説いているように思います。そして、その人間間のネットワークを広くして、うまく、需要と供給がマッチするようなポイントを探すにはどうするかという点に集中しているような気がします。
そのためには、インターネットの世界で言うところの情報が集中することより更に情報の集中が起こるハブに、なる必要があり、そのためには、どうすべきかというポイントを語っているように思えます。わずかな差が、積もり積もって、大きな差になるのです。Yahoo!や楽天がいい例で、スタート当初は、小さい世界のトップでは、あったのですが、あれよあれよという間に、なぜか、他を圧倒的に引き離した存在になっています。この仕組みは、『新ネットワーク思考』に詳しく書かれています。
人間関係の世界で、そのような存在になるには、きわめて、当たり前と思われることが述べられています。
・自分らしく好きなことをやって自然体で生きること。
・何事も一生懸命にやること。
・出会う人みんなを好きになること。
・人の心を瞬間的につかみ、応援される人になる。
・人脈は、『自分が困ったときに助けてくれる人』ではなく、『大切な友のリスト』と考える。
・成功する人は、人を喜ばせることが好き。
ここで、大切なことが、明確に語られてないように、思います。ハブのようになるには、『特定の領域』で『圧倒的』に、支持されることが必要です。ある程度、意図的にやる必要があるのではないかと考えます。
トレード・オフについては、別の機会に、書いてみたいと思います。
夢をかなえるお金の教え豊かさの知恵
お金と幸せを呼びこむ経済自由人という生き方
著者:本田健、出版社:フォレスト出版
後悔度:★★★(三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する
夢をかなえるお金の教え 豊かさの知恵 お金と幸せを呼びこむ「経済自由人」という生き方
コメント
はじめまして。
トラバありがとうございます。
本の嗜好が似ているようで、参考になりました。
これからも遊びに来ますね。
今月は全然読んでいないです。まずいな~。
最近、本田健さんの本ばかり読んでいます。
私も自己啓発につながるビジネス書の評論を行っています。
興味のあるかたはみてね。
http://blog.goo.ne.jp/rn139516“>http://blog.goo.ne.jp/rn139516
トラックバックありがとうございます。
理路整然と整理されたページ凄いですね。
物欲まみれのmasasam的な解釈による90日で幸せな小金持ちになるワークブック自分勝手な解釈です。
でも、誰かの役に立てるかな?
お役に立てれば幸いです。
TBありがとうございました。今頃になってリンクをはらせていただきます。まだBlog勉強中の身、お許し願います。