『稼ぐが勝ち』 by 堀江貴文

最近、何かと話題になっているlivedoorの社長、堀江氏の著書『稼ぐが勝ち』を読みました。タイトルの『稼ぐが勝ち』も、前作の著書のタイトル『100億円稼ぐ仕事術』と同じぐらいのインパクトがあり、それに、惹きつけられたこともあります。
本書を流れる全体の基調は、インターネットがメディアとしての将来性を評価していることと、旧世代に対する対抗意識という点でしょう。インターネットのメディアとしてのポテンシャルを利用して、一気に旧世代が握っている不合理な仕組みを覆すことで、多くの人にメリットを与え、自社も成長していこうという方針のようです。
私が共感した点は、インターネットは数年後にテレビを抜くメディアとして考えていること、何事もシンプルに考えるという点です。
まず、インターネットがテレビを抜くメディアになるということは、既に、メディアの占有率が15%を超え、高い伸び率で推移しているということと、テレビにはないインタラクティブな仕掛けが容易につけられるという点で、優位であると主張しています。インタラクティブとは、直接、販売に結びつく営業が可能であることを強調しています。
更に、人とのコミュニケーションという究極のコンテンツを提供していること、人々の価値観が多様になっている中で、ニッチな層へのきめ細かな対応ができることをその強みとしてあげています。そして、一方のテレビの影響力は、ながらテレビの例などを出し、年々低下していることを説明しています。
livedoorの仕事は、要するに、既存のメディアに載っているコンテンツを如何に、インターネット向けのコンテンツに変換していくかという事をテーマにして、取り組んでいます。そして、コンテンツの質による競争の時代に備えて、オリジナルのコンテンツを保持する重要性を認識しています。
シンプルに考えるという点も、気持ちいいぐらいに徹底しています。「シンプルに、こだわらず、考えない」という姿勢をモットーにしています。「会社は人を使うための道具」という文章に、端的にみられるように、はっきりとした形で人に事実を突きつける点がシンプルさの利点です。シンプルに、お金を評価単位として使用することにより、誰でも理解できる内容になり、コミュニケーションが成り立ちます。このコミュニケーションが成り立つことがビジネスとして、重要です。
ビジネスチャンスが無限大のインターネットとそのシンプルな考え方を武器に、基本に忠実にビジネスを展開していることだけで、驚くほどの成功を手に入れらる気がしてきました。本書の中にも、年商20億、30億の会社で、何億かのキャッシュを作ることはそんなに難しくないと断言しています。
■■ 今日のエッセンス
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■■ インターネットがメディアの首位になることを考慮していますか?
■■ 何事もシンプルに考えて、事実を素直に受け止めていますか?
稼ぐが勝ち
著者:堀江貴文、出版社:光文社、ISBN:4334974600

稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方


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堀江さん本のもう一つの書評
2003年の年末に、出版された『100億円稼ぐ仕事術』の書評も、このblogにあります。こちらの【『100億稼ぐ仕事術』 by 堀江貴文】です。

コメント

  1. SARAH より:

    トラックバックありがとうございます。遅れましてごめんなさい。
    確かに、堀江氏の着目点と、その着目点をビジネスとしてペイできるものにするための行動力というかバイタリティは本当にすごいなと思いました。先見の明に感服しつつ、自分もがんばって仕事しなくちゃと思いました。

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