そのタイトルに、惹かれて購入しました。「一億円」、読む前は、実体としてイメージできませんでした。ところが、この本を読むと、なんとなく、「一億円」を手に入れられるのではないと思っています。不思議な本です。
さて、その内容は、三部構成になっています。第一部が「概念編」で、潜在意識や簡単な財務の考え方を説明しています。第二部が「増収編」で、個人が一億円に手にする手段としてインターネットビジネス、通信販売、本の執筆について、書かれています。第三部が「投資編」で、稼いだお金をさらにふくらませる株式投資、為替投資について解説されています。
この本は、複数の方がそれぞれの章を担当する形態になっているため、多数の考え方が掲載されており、賑やかで楽しいです。その中で、気に入った3つの考え方を紹介します。
まず、一億円を得るためには、明確に一億円をイメージしなければいけません。具体的に想像することができないものを得ることは人間にとって難しいという成功法則がよく、いろいろな本に登場します。しかし、それをイメージするのは、少し、工夫する必要があります。
そのイメージの仕方が、三つ紹介されていました。一つは、二枚の一万円札を使い、うまく、お札を折って重ねることにより、ゼロを増やして、一億円札をつくるというものです。二つめは、一万円札と同じ厚さの紙を使用して、百万円の束百組を作るのです。そう、一万円札と同じ大きさに切って、それを九十九枚重ねます。そして、そのトップには本物の一万円札を載せて、百万円の束をつくります。それを百組作ります。最後に、お金の単位を百万にします。すると、一億は百になります。例えば、年収が500万円の場合は、5です。すると、なんとなく、身近に感じるから不思議です。
二番目の気に入った考え方は、「必ず一億円作れる本の書き方」というものです。『私は○○で一億円作りました』という本を書くというものです。やり方は簡単?です。
1.成功法則の本を10冊読み、自分で使えそうなものをピックアップします。
2.○○の分野の本を20冊以上読み、ノウハウを得ます。
3.○○で分野で、そのノウハウを実践して、一億円を作ります。
なんて、簡単なのでしょう。これを実践すると楽しいですよね。
三番目は、通販の章にありました。通販で成功するには、扱う商品で決まります。その条件は、以下の5つ。
1.リピート率が高く、7,000円以上のもの
2.カウンセリング不要で、紙一枚の説明書だけでうれるもの
3.かさが低く、軽いもの
4.ここでしか、手に入らないもの
5.ニーズ・ウォンツ性が高いもの
ただ、このような条件にあう商材を仕入れるには、人脈が大切になります。その人脈を得るのは、出会いを大切にすることに、加えて、その商品などに対する深い知識と思い切った行動が大切です。思い切った行動で得たわずかな人脈を得るチャンスを深い知識による対話で相手の心を動かすのです。
一億円を具体的にイメージして、本を単によむのではなく、それを実践しかつ文章にすることにより深い知識を得て、その知識と行動力で人脈を広げると、なんとなく、一億円が得られるような気になります。
■■ 今日のエッセンス
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■■ 一億円を視覚的・体感的に実感できるように、工夫しましょう。
■■ 本から得た知識を自分に合うように加工し実践しましょう。
■■ 深い知識と行動力で人脈を得て、すぐれた商品を入手しましょう。
後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する
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