まえがきを私の心を捕らえました。
翻訳者の三浦哲氏は、大学生の頃、自己啓発書を約1,000冊も読んだそうです。しかし、現在、多量の本が新規に出版されるのには、1,000冊読んでも追いつきません。ちなみに、2004年は七万冊もの本が新規に出されたそうです。
三浦哲氏が1,000冊読んで得られた結論は、ソース(原点)に触れると、早く、その考えを飲み込めて、効果が高いということでした。それは、その理論を初めて提唱した人の本を読むことによって、純度の高い、偏見のない、混じりけのない情報が手に入れられるのです。
そして、成功法則本の元祖であるこの『イット・ワークス』に、成功法則の純度の高い、偏見のない、混じりけのない情報を手に入れられるのです。
この『イット・ワークス』は、三部構成になっています。まず、本文の日本語訳の部分、次に逆方向にあるのですが、オリジナルの英文、間に、オリジナル英文を解説した部分になります。これは、まえがきにあるとの同様に、ソースに触れるべきだとの翻訳者の考えからです。
英語でかかれた内容を日本語に訳するとどうしても、30-40%は失われるそうです。個々の単語の意味や文化背景がそもそも異なる言語なので、どうしても、伝言ゲームのように細部のニュアンスが失われるようです。本書では、『イット・ワークス』の細かいニュアンスは英文解説である程度得られるようになっています。
さて、ようやく、本文の紹介をすると、自分が得たいものを得るには、簡単な3つステップだけで、十分だと主張しています。
まず、その3ステップの前に、欲しいものリストを完成させます。しばらく、毎日のように欲しいものを考えて、書き出していきます。そして、ある程度、固まったら、いよいよ、3つのステップを実行します。
1.一日三回、朝、昼、晩に「欲しいものリスト」を読む。
2.あなたが欲しいものを一日中、できるだけ多く思い浮かべる。
3.あなたが欲しいものを誰にも話してはいけない。
ただし、あなたのなかの「無限の力」だけには話しかけること。
*「無限の力」とは、潜在意識に近いようです。
そして、その欲しいものを詳細に具体的に思い描きます。たとえば、車なら車種、スタイル、値段、色などをイメージします。
ソースだけあって、非常に簡単です。
■■ 今日のエッセンス
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■■ 1.一日三回、朝、昼、晩に「欲しいものリスト」を読む。
■■ 2.あなたが欲しいものを一日中、できるだけ多く思い浮かべる。
■■ 3.あなたが欲しいものを誰にも話してはいけない。
◆イット・ワークス夢をかなえる赤い本
著者:RHJ/三浦哲、出版社:成甲書房、ISBN:4880861804
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
イット・ワークス 夢をかなえる赤い本 | |
RHJ 三浦 哲
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いくつかの面白いプロジェクトが始まりそうです。