『第11番目の鍵』 by ロバート・シャインフェルド

『第11番目の鍵』は、具体的にどのように潜在意識に働きかけるのかを示しています。潜在意識をインナーCEOと読んで、そこに対して要望書を送ることにより、希望を実現させます。
以下のような手順になります。
1.自分の望みを明らかにし、イメージを膨らまします。
2.最も望ましい結果が得られるように要望書を作成する。
3.要望書をインナーCEOに送る。
4.要望書が承認される。
5.要望書が見えないネットワークに送られる。
6.情報分析、意志決定、計画立案が行われる。
7.要望が実現する。
2の「最も望ましい結果が得られるように要望書を作成する」という方法が興味深いのです。以下のガイドラインに沿うように作成します。
1.要望にすぎない
2.あらゆる仕事、計画に関して要望書を書く
3.必要に応じて要望を分解し、個別に協力を求める
4.要望を具体的に伝えながら、インナーCEOに回答を制限しない工夫をする
5.要望書のなかですべてを説明する
6.どんなに楽観的でもかなわないが、現実から遊離してはならない
7.要望の背景を説明する
8.合図を送ってもらう
9.要望書をコンピュータで作成し、印刷する
10.定型書式を使って効果的に要望書を書く
11.ガイドラインの作成には時間をかける(2-3週間)
要望書の具体手例も掲載されており、それを見ると、かなり時間がかかりそうです。潜在意識に働きかける以前に、自分の要望が明確になります。
さらに、この潜在意識に訴えかけるときに、経歴マスターファイルという自分の記憶と現実がずれていると要望がうまく叶いません。3つのパターンのずれに対する修正方法があります。そのうちのひとつ、現実にプラスの影響と活力を与える情報積極的に増やす方法を説明します。
それは、根本的な問題に自分の答えを用意することです。例えば、事業を運営している場合は、次のようなります。
・あなたの事業は何のために存在していますか
・あなたはなぜ事業をおこしたのか
・あなたの事業が満たしている本当のニーズとは何か
・あなたの事業は、どんな信念や考え方を原動力にしているのか
これらに答えるとプラスの効果が増します。
潜在意識を利用して、自分の夢を叶えようとする場合、非常に具体的な方法が記載されている『第11番目の鍵』は役に立つでしょう。
■■ 今日のエッセンス
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■■ 最も望ましい結果が得られるように手順に従い要望書を作成する。
■■ 根本的な問題の答えを用意することにより、潜在意識がプラスに働く。
第11番目の鍵~富と成功への扉をあける
著者:ロバート・シャインフェルド、出版社:PHP研究所、ISBN:456964161X

後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

第11番目の鍵―富と成功への扉をあける
456964161X ロバート・シャインフェルド

おすすめ平均
stars人生が変わるってこういう本でしょう!
stars自分の本当の望みを知る
stars叶わない夢があってもよい
starsとにかくやってみること
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よく読むと、なぜ、そうしたのか不思議な決断があります。
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・仲間がいたのに、一人で起業することを決断した。
・会社の規模とはつりあわないオフィスを借りる。
・仕事がないけど、優秀な社員を雇う。
・営業代行先の同じサービスをやることを決める。
結果的に、どれも、よい成果を生み出しています。
もしかしたら、潜在意識の働きかもしれませんね。

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