『インプロであなたも「本番に強い人」になれる』は、メルマガの新刊案内で紹介しただけなのに、このメルマガからの売り上げで9番目に多い本になっています。今日は、「本番勝負」に強くなれる本『インプロであなたも「本番に強い人」になれる』を紹介します。
インプロとは、観客からリクエストされるテーマをもとにした即興劇です。を
そして、本書のテーマである「インプロ・シンキング」とは、この台本のない芝居をうまくいかせる方法です。日常生活でこの「インプロ・シンキング」を使えば、本番に強い自分になれます。
インプロ・シンキングは、以下の7つの力から構成されます。
1.自分を信じる力
自分の能力や考え方を信じ、必要な者を選び出す力
2.受け入れる力
周りの力を受け入れ、ともに成長する
3.伝える力
互いの意見をすばやく正確に理解し、効果的なコミュニケーションをとる
4.集中する力
的確な状況判断、他人の意見や考え方を深く理解する
5.転じる力
どんな問題からも新しいチャンスを生み出す
6.行動する力
どんな状況下でも積極的に前向きに行動を起こす
7.笑う力
いつもリラックスし、どんな状況も楽しむ
興味深く感じた、1.自分を信じる力、2.受け入れる力、3.転じる力を紹介します。
まず、自分を信じる力は、主体性を持って必要なことを選び取る能力です。すべて、「私」からはじめましょう。それは、無意識で使用している「みんなが」というのをやめましょう。また、無意識にまわりに答えを求めることをやめましょう。そして、あいまいな表現でなく、明確な言葉を使用しましょう。
次に、受け入れる力とは、相手だけではなく、自分だけではなく、二人の共同作業にすることです。「イエスアンド」という会話の形式になります。例えば、次の会話になります。
「お父さん、今日いい天気だね」
「そうだね(=イエス)、じゃあ、今日はピクニックに行こう(=アンド)」
アンド部分が自分の考えになります。相手の考えと自分の考えが合わさることにより、新しいアイディアが生まれてきます。
最後に、転じる力は、発生している良くないことを問題としてとらえるのではなく、変化した状況ととらえチャンスとしてとらえることです。例えば、休日出勤というイヤな状況でも、「帰りに美術館に寄れるチャンス」「普段、話したことがない別部署の部長と話すチャンス」ととらえられるようになります。
これは、問題に対して、「それはちょうどいい、~」と続けることで、段々と問題からチャンスというとらえ方をすることが出来るようになります。
このように、自分で選び取る力を鍛え、相手と自分との共同作業ができ、問題をチャンスと考えられるようになると、随分と日常の世界が広がっていくように感じられます。
■■ 今日のエッセンス
■■
■■ 「イエスアンド」という会話の形式で、会話を活性化しよう。
■■ 問題に、「それはちょうどいい、~」と続け、チャンスに転化しよう。
◆インプロであなたも「本番に強い人」になれる
~もう突然の出来事やプレッシャーに負けない!
著者:池上奈生美/秋山桃里、出版社:フォレスト出版、ISBN:4894511916
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
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池上 奈生美 秋山 桃里
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