『マイ・ゴール』 by リチャード・H.モリタ

先日、『「やめたいのにヤメられない!」がスパッとやめられる10秒日記』の水野浩志氏のセミナーに参加しました。『苦手を活かしてなりあがる』というタイトルのセミナーで、結果のでない自分探しはやめようという趣旨の内容でした。

4804716521 「やめたいのにヤメられない!」がスパッとやめられる10秒日記
水野 浩志

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その中で、一番役だった本と紹介されたのが、今日紹介する『マイ・ゴール』です。かなり以前に購入し読んでいたのですが、メルマガなどで紹介してなかったので、紹介します。なかなか考えさせられる本です。
◆目標設定がすべて
この『マイ・ゴール』の主張は非常にわかりやくて、目標の設定がすべての鍵を握ると主張しています。そう、いくら成功法則のノウハウを追求して、短時間に成功を収めても、そもそも目標があやまりだったら目も当てられないと言っているのです。
サクセス・マガジンという成功を研究している雑誌の関係者は、多くの成功者のデータから、目標設定がすべてに優先されると断言しています。例として、ビル・ゲイツの発言を引用しています。
「成功の秘訣だって?それは大きなビジョン(目標)が持てるかどうかだよ」
ただ、目標を設定すると言っても、なかなか、「これだっ!」という目標を設定できないものです。どうやって設定するのでしょうか?
◆生活史
これは自分の過去の歴史を明確にすればよいと『マイ・ゴール』は主張しています。現在の価値は過去の体験から形成されています。なので、自分の過去の歴史を作ることで明確に価値観を意識できます。この歴史は、『マイ・ゴール』では、生活史と呼んでいます。
生活史のすぐれている所は、自分の過去の体験や行動が反映されるのでブレが少ないことです。性格分析から目標設定を導く手法もありますが、人の性格は多元的なのでどちらか明確に判断できません。なので、性格分析からは目標の設定が難しいのです。
成功者は記憶を大切にしています。特に感謝の記憶を大切にしています。また、現在の成功の要因となった苦しいときの思い出を大切にしています。というのは、それが成功の要因だということを知っているからです。
その証拠に、「成功の要因は?」という問いに、自分の幼いころの思い出を延々と話す人が多いのは、過去の体験が如何に目標設定に影響を与えたかを説明したいからです。
◆本の構成
4部構成になっています。最初は目標設定が成功の鍵をにぎるという趣旨の説明、次が小説形式の成功物語、その次が実際の成功者の話、最後に469の質問があります。
この『マイ・ゴール』には、巻末に469の質問があります。それは、現在に影響を与えている重要なことをあぶりだすための質問です。その質問に答えることにより、自分の価値観を明確にできるものです。
◆まとめ
成功ノウハウは目標設定の大切さは説きますが、目標設定のやり方を明確に述べていません。多くは直感的に決めるという程度しか触れられていません。そういう意味では目標設定の方法を明確に述べている数少ない本だと感じました。
ちなみに、『マイ・ゴール』の方法を取っても、すぐには答えが出ずに、平均一年ぐらいの期間が必要のようです。
◆ご参考に
過去に書評に取り上げた本で、目標設定に言及した本として、以下の本があります。参考に書評のURLを書いておきます。
”『非常識な成功法則』 by 神田昌典”の書評。
”『人生の目的が見つかる魔法の杖』 by西田文郎”の書評。
また、生活史を成功法則に取り入れた本も紹介します。
”『無一文からお金を生み出す方法』 by 原崎祐三”の書評。
■■ 今日のエッセンス
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■■ 多くの成功者のデータから、目標設定がすべてに優先される。
■■ 自分の過去の歴史を作ることで明確に価値観を意識できる。

◆マイ・ゴール~これだっ!という「自分の目標」を見つける本
著者:リチャード・H.モリタ、出版社:イーハトーヴフロンティア
ISBN:4900779830

後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

マイ・ゴール―これだっ!という「自分の目標」を見つける本
4900779830 リチャード・H. モリタ ケン シェルトン Richard H. Morita

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