『一瞬で信じこませる話術コールドリーディング』 by 石井裕之

◆「なぜ、占いは信用されるのか?」
という帯に魅せられて、購入しました。読んでみると、共感の場を作る方法が実例と共に整理されて解説されています。この手の本を読み慣れてないせいか楽しい読み物に仕上がっていると感じました。
なぜ、信用されるかというと、曖昧な問いかけや曖昧な発言で、相手に自分のことだと思わせて、その後、うまく、話を合わせていくということを行います。これを『一瞬で信じこませる話術コールドリーディング』は、体系だって説明してくれます。
◆信じたくなる4つの理由
なぜ、信じてしまうかというと、4つの理由があります。それは、セレクティブメモリ、アンビバレンス、巻き込み、本当であって欲しいという4つです。
セレクティブメモリとは、自分とって意味があることを、よく、印象にのこ取り、覚えているということです。『一瞬で信じこませる話術コールドリーディング』では、片思いの相手の誕生日の数字が時計を見るとそこに出てくるという例で説明しています。条件にあわないことを忘れて、さも、時計をみると、常に、誕生日の数字が出ていると感じるのです。
次に、アンビバレンスとは、人間の性格の二面性を指します。いくら物静かな人でも、ある場面では感情をむき出しにします。その逆もありえますよね。なので、両方をうまく併記すると自分のことを言われたと感じるのです。
巻き込みはとは、実際に対面で占いを受けると、いつもは受け流せるのに、相手が目の前にいると、その発言を自分のことだと思うことです。
最後の本当であって欲しいというのは、自分が望んでいることを相手がいうと信じやすいということです。例えば、簡単な金儲け話は本当であって欲しい思うあまり、明らかに、論理上おかしいのに信じてしまいます。不倫の相手の「離婚するから」というセリフもそうです。
◆当たる!6のパターン
これらをベースに次に述べる6つの曖昧な種類の言動で、「当たった」と勘違いをさせるのです。その6つとは、ストックスピーク、Meタイプ/Weタイプ、ズームイン/ズームアウト、サトルネガティブ、サトルクエスチョン、サトルプリディクションです。簡単に紹介します。
ストックスピークとは、特定の年齢、場面などで、多くの人が共通に感じることです。
Meタイプ/Weタイプとは、自己実現を優先するタイプか、みなと同じ事をすることを喜びと感じかを判断して、相手の性格にかまをかけます。簡単な見分け方を説明しています。
ズームイン/ズームアウトとは、発言の解釈をその指し示す範囲をコントロールすることを指します。
サトルネガティブ/サトルクエッスチョン/サトルプリディクションとは、それぞれ、曖昧な問いかけ、当てずっぽう、非常にひろい意味を含ませた予言です。
これらを説明しても、ピンと来ないかもしれません。詳しくは、『一瞬で信じこませる話術コールドリーディング』に載っている具体例を読んでいただくと、なるほどと実感できます。
◆まとめ
信じたくなる4つの理由と、曖昧に話す技術、そして、臨機応変な対応により、結果的に相手のことを信用してしまうのです。
■■ 今日のエッセンス
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■■ 自分とって意味があることのみ、よく、覚える。
■■ 自分が望んでいることを相手が発言すると信じやすい。
一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
~信用されれば仕事・プライベート・人間関係も思いのま
著者:石井裕之、出版社:フォレスト出版、ISBN:4894511967

後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
4894511967 石井 裕之

おすすめ平均

stars内容が古すぎる。
stars一度や二度では本当には分からない。
stars期待しすぎたかもしれない
starscold reading
stars知っている必要があること。かも。
 


◆ブランディング本多量
ある事のために、ブランディングの本を多量に購入しました。究極のマーケティングだと思っているブランディングをどんどん紹介しますね。

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