『バカの壁』の話題が、和宅のお気に入りで、人気blogランキング3位のブログ『世に倦む日日』に掲載されていました。かなり、憤慨しているようでタイトルもその高さを表す『文藝春秋1月号の誌面から - 日本人の知性劣化と「呪術の園」』。
文芸春秋の広告「司馬遼太郎さんの予言 - 没後十年をむかえて」を気になり、書店に出向いたところ、養老孟司氏による司馬遼太郎論にかなり、お怒りの様子。引用してみると、
養老孟司が現在の日本の思想界で司祭のようにふんぞり返っている事実が私には異常に見える。あの男はただの解剖学者で、ただのお医者さんで、これまで先哲の古典思想など読んだこともないし、学問的に考えたこともないはずだ。歴史の知識もない。なぜ養老孟司が日本の思想界の第一人者のように振る舞うことができるのだろう。文藝春秋の新年号には一年の総括と展望が特集される。特集にはそのときの日本の思想界の大御所が登場してそれを司(つかさど)る。そしてその人間が文春知識人の第一人者であり、嘗ては司馬先生や立花隆が分担していた。梅原猛にはデフォルトでその資格がある。養老孟司はやめて欲しい。
かなり厳しい。
養老孟司氏がどの程度の人かは、私はよくは知らない。しかし、確実に言えるのは『バカの壁』はひどくつまらない本だったということ。キャッチコピーの
「話せばわかる」なんて大うそ!
で、すべてが足りているように感じます。友人宅で、ふと、見つけた『バカの壁』を読んで、時間がもったいないと感じてしまいました。その後の著書も懲りずに読んだ覚えがありますが、五十歩百歩。
で、人気blogランキング3位のブログ『世に倦む日日』は、日本人の知性が落ちたというところに筆をすすめています。日本人の勉強時間が韓国人の半分で米国人にも劣ること、働く時間も米国人より少ないことを上げています。そういえば、野菜の摂取量も米国人よりも少ないんですよね。関係ないけど。
落ちたかどうかは私には分かりませんが、二極化が進めば片方は落ちていくのでしょう。そして、落ちていく方が人口の大部分を占めることは間違いないでしょうね。
コメント
2006年1月10日(火)
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バカの壁 実感できるかもしれません。下記ブログです。
ハッとするコメント期待しています。
http://plaza.rakuten.co.jp/trendcyclone/diary/200602090000/