『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?』 by ティモシー・フェリス 後編

前回の続きです。
◆ミニテスト
商品候補の選定が終わったら、インターネット上で、テスト・マーケティングを行います。以下のような手順で、行います。
1.競合のサイトを見て、説得力のあるサイトを作成する。
 サイトのページは、1~3ページ程度。
 1~3時間程度で完成する。
2.AdWords広告を使用して、アクセスを送り込み、反応をテスト。
 全体予算500ドルで5日間ほど反応を見る。
3.結果が思わしくなかったら撤退、良かったら商品製作へ。
AdWords広告の仕様の前にオークションに出品して、適正価格を決める手順も紹介されています。
◆バーチャ・アーキテクチャ
ものすごく、うまく行っている企業の大半は、製造せず、電話対応せず、出荷・顧客対応をしません。その例として、MicrosoftのXbox306コダックのデジカメ、デルのPCがあります。
広告、受注、受注処理を全て、アウトソーシングを利用します。
アウトソーシング利用での注意点は、
・1つの機能に特化しているアウトソーシング会社と契約する。
 不都合が起きたときに、代替がきくようにしておきます。
・アウトソーシング先のスタッフに問題解決のための予算仕様を許可する。
 少額の金額で済むのなら、自分が関わることはない。
◆過度なサービスは提供しない
以下のような過度のサービスは提供しない。
・購入オプションは、1つか2つにする。
・出荷のオプションもシンプルにする
・出荷時期の前倒しはしない
・オンライン決済に注文に絞る
・海外の出荷は受け付けない
◆良い顧客を得るために
よい顧客を得るために、以下のハードルを設定する。
・支払いのオプションをクレジットカードのみにする。
・卸売りの場合、最低ロットを12-100にする。
・価格交渉には応じない。
・営業ための連絡先を得る場合、無料ではなく、低価格の商品を提供する。
・捨て身保証を提供する。
 「もし、xxでなったら、xx円を返却します」
このハードルを越えて、一度、お客さんになったら、会員制サービスのごとく、丁重に扱います。
◆まとめ
筆者はこのような手順で構築したビジネスで、月収500万円を得ているようです。インターネットを活用したアウトソーシングでこれだけの成果を出せるのが興味深いです。
一部、日本では提供されていないサービスもありますが、逆にその提供者になれば大きな可能性があるように感じました。
最後に、筆者の言葉で、「大胆になろう、のんびり行こう!」というのが気に入りました。
◆なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?
著者:ティモシー・フェリス /田中淳
出版社:青志社
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?
なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか? 田中 じゅん

おすすめ平均
stars日本語訳はひどいけど、元々の内容は人生を変えた
stars書いてあることはいいいことなんだけど、、、
stars不完全・不正確な抄訳本
stars一見の価値あり
starsたくさんのノウハウはあるが…

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■Amazonのレビューを見ると
翻訳では一部の記述が抜けていたり、翻訳自体が良くないという指摘もありました。英語が読める方はこちらの方がいいかも。
◆The 4-Hour Workweek
~ Escape 9-5, Live Anywhere, and Join the New Rich

The 4-Hour Workweek: Escape 9-5, Live Anywhere, and Join the New Rich
The 4-Hour Workweek: Escape 9-5, Live Anywhere, and Join the New Rich Timothy Ferriss

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stars恐ろしく空虚
stars人生には経済的、時間的、空間的な自由が必要だ

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◆ミニテスト
この本で紹介されている「ミニテスト」という手段をサービスとして、提供しようかと考えています。知り合いに話したら、すでに、2件やりたいというオーダーをもらっています。
インターネット上では、簡単に、テスト・マーケティングができるのがいいですよね。なぜか、こういう発想をする人が少ないのは、不思議です。
興味がある方は、このメルマガに返信をしてください。
準備が整い次第、優先的に案内します。
ちなみに、このサービスは、本書を読む前から考えていました。

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