『自己資産は自分で守りなさい』を読むと、世界中での日本という国の立ち位置がよく分かります。日本は国として成熟しており、もう、大きな経済発展は望めません。
これからは、国としても個人としても投資で、お金を稼ぎ出す必要があり、否応なく、投資の知識がないと生活が苦しくなる状況に追い込まれているように感じました。
以下、『自己資産は自分で守りなさい』の内容をご紹介します。
◆日本人のジレンマ
日本人は世界レベルで見ると、かなり高いレベルの所得を持っています。しかし、豊かさを感じないのは、今後、所得が増えることが期待できないからです。
更に、サラリーマンにとっては、年俸制とリストラの影響で、職場が窮屈な場所になっています。以前なら、上司の無茶な要求に逆らえたのですが、査定の権限を持っている上司にどうしても卑屈になりがちです。
豊かさを感じることと窮屈な生活からの解放への手段として、世界分散投資があります。世界的に高いレベルの所得を活かして、世界中の株式に投資するのです。年15%程度のリターンは無理なく狙え、それにより、収入の手段を増やすことができます。
日本人の価値観として、「まじめに働くことが一番正しい。お金儲けばかり考えていると結局は悪いことがおこる」と思いがちです。しかし、欧米の常識としては、「自分が働くのと同じくらい自分のお金を働かせることは重要だ」と子供の頃から教わります。日本もそうなる必要がある段階に来ています。
◆プロの個人投資家
個人投資家として投資をしても、結局は、機関投資家の餌食になるだけで、損をするばかりではないかと思われています。しかし、テレビ等で出てくる一攫千金の個人投資家は、たまたま、偶然に大金を手にしだけで、本当のプロの投資家とは違います。
そもそも、機関投資家といっても、普通のサラリーマンです。実際、彼らは自身の高額な給与などにより、日経255やTOPIXなどのインデックスにも負けることが多いのです。プロの投資家は、自分のお金がかかっているので、彼らの比ではありません。
◆投資で成功すると
投資で成功している弟子の話が出ています。
投資で成功すると、生活にいい影響が出てきます。まず、日常のお金の使い方が劇的に変わります。お金を投資に回すために無駄な支出は控えるようになります。弟子の場合は、車を買い換えを控えるようになりました。
次に、物を買うときに、本来の価値と価格の違いを意識します。自分にとって、どの程度必要かを常に意識するようになります。すると、他人の価値観から影響を受けることが無くなります。
最後に、時間の使い方がうまくなります。投資の勉強が面白くなり、その時間を確保するために、仕事の能率が上がります。更に、無駄にテレビを見なくなります。
続きは、次回に・・・
(具体的な投資の話になります。)
◆自己資産は自分で守りなさい
著者:田頭勇貴
出版社:アスキー・メディアワークス
後悔度:★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
自己資産は自分で守りなさい (ビジネスアスキー) | |
田頭 勇貴
アスキー・メディアワークス 2008-09-19 |
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◆知り合いの本が・・・
最近、知り合いの人が本だすことが増えてきました。
私も出したくなってきました。
ネタはあまりないのですが、一年後を目指して頑張ろうかな・・・