『問題は「数字センス」で8割解決する』 by 望月実 後編

前回(『問題は「数字センス」で8割解決する』 by 望月実 後編)のからの続きです。
◆数字を伝える力とは?
コミュニケーションは、言葉と数字で構成されています。言葉の使い方は、社会人教育で、時には、会社からの研修として、真っ先に教えられます。その点、数字を使用してのコミュニケーションは、あまり、教えられないのが現状です。
本書では、7つのコツを教えてくれます。
1.ターゲットに合わせた数字を使う
2.最初に要約資料を見せる
3.不要な数字は資料から削除する
4.イメージがわかない数字は置き換える
5.ウリになる数字を作る
6.メッセージに合わせたグラフを作る
7.反論されないストーリーを作る
この中で、「ウリになる数字」を紹介します。
1.No.1になる
2.ブランド力があるのと比較する
3.大きな数字を分割する
4.大きな数字を作る
No.1にしか人は興味を持たないので、いろいろ限定をつけて、No.1になる分野を作り出し、No.1をアピールします。特に、映画は多くいろいろな限定で、「興業成績No.1」を作り出しています。
自動車部品メーカーの商品の販売で、シェアの数字をブランド力のあるトヨタと比較して紹介することにより、トヨタの信用力を同じシェアの商品に感じてもらうことができるという例を紹介しています。
「大きな数字を分割する」という方法は、1ヶ月分のコーヒー代と同じになりますという例の方法です。そうすると、商品総額の高さが目立たなくなってしまいます。
「大きな数字を作る」は、購入者のメリットを大きく感じてもらうために、大きな数字を利用することです。例として、宝くじ当選で億万長者になる人の数を上げていました。年間5,000人だそうです。ただし、宝くじの券の数は7億4000万枚になります。
◆まとめ
数字で問題を解くというテーマについて、数字を「読む」、数字で「考える」数字で「伝える」というテーマに分割して、それぞれ5つ程度の代表的なシーンを提示することで腑に落ちるような構成になっています。
本書『問題は「数字センス」で8割解決する』自体、数字で解決する好例になっているように見えます。再帰的な構成で興味深い本でした。
◆問題は「数字センス」で8割解決する
著者:望月実
出版社:技術評論社
後悔度:★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

問題は「数字センス」で8割解決する
問題は「数字センス」で8割解決する 望月 実

おすすめ平均
stars数字を生かせる人に
stars数字は世界共通のコミュニケーションツール
stars「数字」系の”初めの1歩”を踏み出すときに最適
stars素直に数字に親しめる

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