前回(『あなたは成功するようにできている』 by ドクター・モルツ その1)からの続きです。
◆あなたの真実
自分が劣っていると感じていると、他人とのコミュニケーションに支障を来します。
自分が劣っていると感じていると、常に、自分を立派な存在に見せようとすることを考えてしまいます。すると、常に、優越感を求めることに必死になります。なので、自分のミスを複雑に解釈してしまいます。
さら、必死に優位を保とうとするので、余計に悩んで威名することになります。ノイローゼ気味になることもあります。そんな状態になるので、「頑張れば、頑張るほど」悩みが大きくなります。
『あなたは「劣って」はない、あたなは「優れて」もいない、あたなはただ「あなた」であるということにすぎない。』ということを基本の認識としないと、自分を「他人」の基準で判断することになります。
他人の基準という催眠状態から目覚めるには、体をリラックスした状態にすることが効果的です。リラックスするには、自分の過去でリラックスした経験を思い堕するのが効果的です。その体験の詳細をたどり、毎日、それを実践することで、より、深いリラックス状態になります。
◆SUCCESS
成功する人格は、SUCCESSという言葉に表せます。
S Sense of Dirction (方向性の意識)
U Understanding (理解)
C Conurage (勇気)
C Charity (思いやり)
E Esteem (尊重)
S Self-confidence (自信)
S Self-acceptance (自己受容)
いくつかを簡単に説明します。
・Understanding (理解)
人間は自らがイメージしたことに反応します。周囲の反応が自分の立場を苦しめていると感じた場合は、周囲の人の悪意ではなく、違う風に状況を理解していると解釈したほうがよい。
他人を頑固で意地が悪いと思うよりも、たとえ間違っているとしても、誠実だと信じることが、人間関係をよりよくし、お互いを理解できるようなことにつながることが多い。
・Charity (思いやり)
自分に対して抱く感情は他人に対して、抱く感情と一致することが多い。つまり、他人に思いやりを持つことは自分に思いやりを持つことにつながります。更に、自責の念を減らすには、心の中で他人を非難することを減らすことが効果的です。
・Self-acceptance (自己受容)
自分を受け入れることは、現在の自分を長所だけではなく、短所やあやまちもすべて、あるがままに受け入れることです。ネガティブな要素は、自分の属性であって、自分そのものではないことを理解します。
◆最後に
この本は、もっと、いろいろなことを取り上げたかったのです。しかし、さすがに、同じ本を2回以上とりあげると別の本を紹介してくれと言われそうなので、2回で止めておきます。
◆あなたは成功するようにできている
~脳内に成功回路をつくるサイコ=サイバネティクス
著者:ドクター・モルツ/ダン・S.ケネディ
出版社:きこ書房
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
あなたは成功するようにできている | |
ドクター・モルツ
おすすめ平均 |
在庫がないようなので、これを機会に英語版に挑戦してもいいかも。
◆The New Psycho-Cybernetics
The Original Science of Self-Improvement and Success That Has Changed the Lives of 30 Million People
The New Psycho-Cybernetics: The Original Science of Self-Improvement and Success That Has Changed the Lives of 30 Million People Maxwell Maltz Prentice Hall Pr 2002-12 |
◆ドクター・モルツの特別無料レポート
『あなたは成功するようにできている』の著者ドクター・モルツの特別レポートを見つけました。興味のある方は請求してみると良いでしょう。ドクター・モルツの特別レポートはこちらから→『ドクター・モルツの成功するための思考法』
◆そっと、手を差し伸べる猫
少し前に、テレビを見ていたら、動物とコミュニケーションできる人が、猫のストレスを解放するという内容を放送していました。
その人は、女性のアメリカ人でした。
過度のストレスを抱えている猫は、飼い主以外の人が部屋に入ってくると、威嚇の鳴き声を発し、カゴにいれないと人間に危害を加えるほどでした。飼い主も、5針も縫うような怪我をしたほどでした。
このような状態になったのは数年まえからでした。しかも、それまで飼い主の娘さんと仲が良かったのですが、なぜか、その娘さんにも他人と同様な威嚇の激しい鳴き声を浴びせていました。
それが、例のアメリカ人女性とコミュニケーションで、その原因がわかり、誤解が解けました。(話が長くなるので、詳細は省略します)
すると、その猫は穏やかな表情になりました。その娘はおそるおそる猫に手を近づけましたが、いままでの猫のことで怖くなり、近くで動きを止めたときに、猫の方から、そっと、手を差し伸べたのです。
不思議な光景でした。もう一度、見てみたい映像です。
どこかにないですかね。