『君を幸せにする会社』は、天野敦之氏が『価値を創造する会計』で、説明した「根源的価値」から始まる会社のありたかを物語形式で説明した本です。
「利益は創造した根源的価値の対価である」で、あるはずなのに、場当たり的に利益を無理に絞り出そうとすることから、すべての不幸が始まります。
ここでの「根源的価値」というのは、お客様の幸せを指します。「お客様の幸せ」を実現するのには、その前提として「従業員の幸せ」が実現されていなければなりません。
というのは、「お客様の幸せ」を実現するには、提供する側も幸せを感じる心がないと提供できないからです。同様に、経営者も幸せになる必要があります。
幸せになる簡単な方法は、感謝することで、いま、生かされていることにことに感謝することができれば、自然に幸せになれます。幸せになれると、相手の幸せを考えることが出来るようになり、また、その余裕も生まれます。
相手への幸せを考え、それを実行することが「愛」になります。「感謝」と「愛」が「幸せ」を生み出していく力になります。
そして、より多くの「幸せ」を生み出すと、それがさらなる「感謝」や「愛」を生み出していきます。より多くの「幸せ」を生み出したいという意欲が自己成長に向けられます。
自己成長は、他人に勝つことにフォーカスしてないので、他人との競争は自然に意識に上らなくなります。そうすると、自己の目的により、柔軟に今までの競争相手との関係を変えることができます。
このような「幸せ」が満ちている場所には、幸運も舞い込みやすくなります。幸運を運ぶ人たちも、「幸せ」で満ちている場所が好きだからなのでしょう。
このような会社の中では、会計は、より効率的に「幸せ」を作り出すための手段になっているはずです。というのは、「利益は創造した根源的価値の対価である」はずだからです。
と、この物語を私の散文的な表現で紹介してみました。
◆君を幸せにする会社
著者:天野敦之
出版社:日本実業出版社
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
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天野 敦之
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◆価値を創造する会計
著者:天野敦之
出版社:PHP研究所
価値を創造する会計 (PHPビジネス新書) (PHPビジネス新書 57) | |
天野 敦之
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◆横浜大桟橋埠頭での昼寝
この本を読んで、心地よい風を感じながら昼寝できる大桟橋埠頭のポイントに行きたくなりました。