『読書は1冊のノートにまとめなさい』 by 奥野宣之

ビジネス書を読んでも、すぐに、忘れませんか?
実は、私もそうです。この書評を始めるきっかけも、さすがに、書評を書けば、ある程度は、覚えているのではないか?また、忘れても見返せることもで思い出せるのではないかということがが原点でした。
奥野宣之氏は新聞記者だけあって、更に、本から得たネタや着想を発展させることを見据えて読書をシステム化しています。「探す」「買う」「読む」「記録する」「活用する」の5つのステップ分けて、丁寧に説明しています。
この中で、「読む」「記録する」「活用する」の印象に残った箇所をご紹介します。
◆成果を可視化する効用とは?
読書の成果を読書ノートに記録すると、読書ノートというアウトプットを前提にすることで、自動的にインプット能力が向上します。人に教える目的で本を読むと身に付くことと同様です。
この読書ノートは、「本の抜き書き」と「自分の感想」で構成します。
読書ノート作成を義務化すると、必然的に、読書は「読書ノート」作成の前作業になります。誰しも、「抜き書き」と「自分の感想」を長々と書きたくないので、短く書こうとします。短く書くことは、「抜き書き」を厳選するために何度も読み返すことになり、「自分の感想」は短く深く書くようになります。
そうすると、結果的に本を読みながら、深く考えることになります。
◆本からオリジナルの思考を得る
読書ノートに記録している「自分の感想」がオリジナルの思考になります。というのは、本から触発された思いが、本にはないオリジナルな思考だからです。この思考の断片をいくつかつなぎ合わせると、オリジナルな発想が生まれてきます。
◆参照システム
この読書ノートを後で、参照しやすくするために索引をつけ、その索引をパソコンに入れます。テキストファイルにすると、パソコンで簡単に検索できるので、後で、読み返すときに便利です。
読書ノートは、これを前提に作成します。具体的には、時系列でノートを取ります。更に、後で、検索しやすいようなキーワードを付加します。このキーワードは、本のタイトル、出版社、用途、ジャンルなど使いやすいように決めます。
更に、この読書ノートは持ち運びが便利で、A4の用紙に相性がよいA6のノートを用います。
◆まとめ
読書ノートを作成するを前提にすると、自然に、読書内容を身につけることになります。また、読書ノートに記載する自分の感想が、後々の発想につながり、オリジナルな考えを考えを持てるようになります。
読書ノートを中心に紹介しましたが、この『読書は1冊のノートにまとめなさい』には、「ハブ本」、「レファ本」「ブログに書評を書く方法」など、興味深いアイディアが提示されています。
◆読書は1冊のノートにまとめなさい
~100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディグ
著者:奥野宣之
出版社:ナナコーポレートコミュニケーション
後悔度:★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング
読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング 奥野宣之

おすすめ平均
starsこれなら続けていけそうな、今までありそうでなかった読書法
stars時間はかかるが参考になる
stars一冊のノートシリーズ第二弾登場
starsマニアな読書
stars面白いやり方ですねぇ。

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◆ヌテラ(nutella)に夢中
ヌテラというパンに塗るスプレッドが最近のお気に入りです。このヌテラはヘーゼルナッツペーストをベースに砂糖、ココア、脱脂粉乳、香料、乳化剤などの材料を混ぜ合わせたもので、チョコレート風味の甘い味がします。
たまたま、イタリアを描いたエッセー・マンガで知りました。甘いものが好きなイタリア男性に大人気らしく、ある種、ソウルフードのようなものらしいです。
どうも、私の前世がイタリア人らしく(?)、辻褄が合っています。(笑)

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