一勝九敗 by 柳井正

2003年までのユニクロが描かれています。2003年はユニクロ1号店から20年目の節目の年でした。2002年はフリース・ブームが終わり、上場後初の減益減収の年の翌年になります。
私がユニクロに出逢ったのは1994年あたりで、沖縄の実家の近くにユニクロができた頃です。当時は、安かろう悪かろうでしたが、面白いデザインの服が沢山あって、買い物が楽しかったのを憶えています。
この『一勝九敗』で印象に残ったのは、テレビCMにまつわるエピソードです。日本の広告代理店に依頼すると「自分たちが言いたいことばかりで視聴者に敬意を払ってない」広告になるというくだりです。そして、そのような広告は売上につながらないようです。

一勝九敗 (新潮文庫)
一勝九敗 (新潮文庫) 柳井 正

おすすめ平均
stars確固とした芯を持ち、そのために絶えず変化をするということ
stars第一線の経営者の著作
stars■経営者の苦しみがリアルに伝わってきました
starsこの努力と行動力があってこそ、今のユニクロがあるのだろう
starsベンチャー企業勤務の方必見!!

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[目次]
1 家業からの脱皮(会社とは?
ユニクロの急成長とは? ほか)
2 挑戦と試行錯誤(商売人から経営者へ
経営計画を作る ほか)
3 急成長からの転換(ブランド確立の夢を果たすため原宿出店
フリースを手がける ほか)
3 働く人のための組織(マニュアル人間の限界
店長は会社の主役だ ほか)
5 失敗から育てる次の芽(フリースのインターネット販売
フリースの成功につながる「失敗に学んだこと」 ほか)

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