レバレッジ人脈術 by 本田直之

『5×5マスで夢がかなう! 倍速実現マップ』という本で、目標達成のために、5つの視点からその要素を書き出すワークをしていると、「人脈」という要素が完全に抜け落ちているのが分かりました。
それで、『レバレッジ人脈術』を読み返してみると、自分が「人脈」という言葉から連想される負のイメージが払拭されるようなコンセプトで書かれているため、新鮮に感じましたので、ご紹介します。
◆目的
『レバレッジ人脈術』では、以下の「人脈」から期待できるイメージとは異なる目的で書かれています。以下は目的にしません。
1.すぐに人脈を作りたい
2.有名人・実力者と知り合いになりたい
3.人脈を利用して、自分だけ得をしたい
4.不特定多数が参加する会を主催したい
『レバレッジ人脈術』の人脈作りとは、人脈を作ると言うより、情報を交換したり、人を紹介したり、重樹会ったりして、一緒に成長していけるようなマインドの高い仲間を作ることにあります。
成長していく仲間ができると自分への大きな刺激になります。仲間がレベルを上げていくと、自分に対して大きな刺激になります。仲間の成長スピードがあたりまえになると自分が成長するスピードもその仲間と同じように早くなります。
そして、自分一人だとしたら、実現するのが難しいと躊躇することも、仲間が実現できると「あの人ができたのだから、自分にもできる」という感覚を持つことができるのです。
◆アーリーステージの企業に投資するVCの精神で
人脈は自分の大きな目的に沿って、ゆっくりと作るべきものなのです。というのは、既に高いレベルの人と人脈を作ろうとしてもその相手に認めてもらうにはかなりのことをしないといけないし、関係を深めるには難しいものがあります。
それよりも、企業のレベルでいうアーリーステージという初期の段階で人脈を形成する方が、後のリーターンが大きくなります。また、そのようなアーリーステージの人とは人間関係を深めるのは容易ですし、相手への貢献も比較的容易です。お互いに成長していくことにより得られるメリットも大きくなるはずです。
上記のことや長くつきあうために、人脈を作るときには知名度よりも方向性やマインドが合っている人を選ぶ方が判断するのがいいのです。
◆ネットワーク構築の一歩目
ネットワーク構築には、まず、一対一で合うことが大切です。圧倒的に一対一の方が濃厚なコミュニケーションが取れるからです。複数になると一人当たりのコミュニケーションが1/2、1/3と激減してしまうからです。
そして、会う前は徹底的に相手のことを調べ尽くして、貴重な交流の時間を自己紹介に終わらせないようにします。相手のサイト、ブログ、本、セミナー、その方の属している会社を徹底的に調べます。また、自分の事を理解してもらうために自己紹介用のデータをサイトに掲載しておきます。
◆レバレッジ・ネットワークへ
人脈が「一対一」の関係から「多対多」になれば強力なネットワークになります。その成果を象徴するのが「会」です。開くたびにおもしろい人が増えていきます。このような「会」は、参加者に以下のメリットが生まれてきます。
1.マインドが伝播していく
2.具体的にイメージができる
3.情報・ノウハウが共有できる
4.人のつながりが共有できる
5.自動的に成長していく
このような会を成功させるポイントはカテゴリーを絞ることにより生まれてきます。人数もあまりに多すぎては関係が希薄になるので避ける方が良いでしょう。
◆まとめ
一般的にイメージする「人脈」は短期的に成果を一方的に受けるような漢字ですが、冷静に考えると無理があります。その点、レバレッジ時脈術では、長期的視点で、お互いにメリットがある方法なので無理が無く、自然に成長するようなネットワーク作りにフォーカスしています。
◆レバレッジ人脈術
著者:本田直之
出版社:ダイヤモンド社
後悔度:★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?

レバレッジ人脈術
レバレッジ人脈術 本田 直之

おすすめ平均
stars人脈の基本は「コントリビューション(貢献)」
stars相手に貢献できることは何かを考える
stars親友は感性と自然が生み出す。人脈は磨かれた人柄で創り出す。
stars「ビジネスマンにとって、人脈が大事だ。」
stars意味不明 レバレッジ???

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子供を持つ親でしたら、感慨深いものがあるのでしょうね。

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