やる気のスイッチ! by 山崎拓巳

●やる気は長続きしない。
昨夜はやる気満々でも、朝起きてみると
意外とやる気が出ないこともよくあります。
物事を長続きさせられる人は、そのやる気が
「すぐに冷めるもの」だと知っているから
冷めないようにいつも工夫していると筆者は
言います。
そのための具体的な34の方法を本書では
紹介しています。ご自分にあった方法を
見つけて実践されてみてはいかがでしょうか。
特に注目した3点をご紹介します。
(1)凄いことはアッサリ起きる
凄いことを起こすには相当ま努力や苦労が必要。
そう思いこんでいると、目の前にツルツルと
うまくいくチャンスがあったとしても、気付かないし、
目に入らない。
チャンスを受け入れる準備ができた瞬間から、
素敵なことがどんどん集まってきて、
今までやりたかったことや欲しかったものが、
まわりが驚くほど簡単に実現し、手に入るだろう。
(2)無意識の検索
人は疑問に思ったことは、無意識がずっと記憶の
中を検索し続ける。その答えが見つかった時に
”ひらめき”が起こる。
「どうしてうまくいかないんだろう?」
「どうしてワクワクしないんだろう?」
「どうしてがんばっているのに成果が
 あがらないんだろう?」
こういう人はひらめくことができない。
「どうしたらうまくいくんだろう?」
「どうしたらワクワクするんだろう?」
「どうしたらもっと成果があがるんだろう?」
と、「どうしたら…」からはじまる疑問形に
置き換えると、とたんに答がヒットするようになる。
(3)「欲」+「公」=「志」
人は満たされると飽きがくる。
今のあなたの「働く理由」は何のためか。
なりたいのはなりたいが、そこまでして
なりたくない。そういう気持ちなら欲求の質を
変えるチャンスである。
もしも自分だけの欲求に心が動かなかったら
「公」を加えたらいい。
「旅に出たい」を「仲間と旅に出かけよう」へ
「家が欲しい」を「住んでいる街を良くしたい」へ
「美味しいものを食べたい」を「美味しいものを広めたい」へ
「志」が生み出すやる気には、限界がない。
●心理学や脳科学の考えを応用
本書は苫米地英人さんや、茂木健一郎さんの書籍も
参考書籍として挙げられています。
心理学や脳科学の考えを”やる気”を軸にとても
わかりやすくまとめている印象を持ちました。
仕事、学習、コミュニケーションなどで
行き詰まっている方にとって新しい光を
もたらす一冊となるかもしれません。
◆昨日のやる気を、今日出せない人へ やる気のスイッチ!
著者:山崎拓巳
出版社:サンクチュアリ出版
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと、絶対、後悔する
★★★★ :読まないと、とても後悔する
★★★  :読まないと、やっぱり後悔する
★★   :読まないと、後悔する気がする
★    :読まないと、後悔するかな?

やる気のスイッチ!
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おすすめ平均
starsきれいな本で写真がいっぱい入っている
stars気つけ薬
stars心のストレッチ! またはサプリメント!! 的な1冊です
starsエピローグで紹介されている「100個夢を書く」も、お奨め!
stars表紙のスイッチにつられて

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今日は、ゲスト書評家として、岩橋 亮さんをお招きしました。
岩橋 亮さんの自己紹介:
『行動なくて読書の価値なし』をテーマに中小企業経営に役立つ
実践的なビジネス書・自己紹介書を紹介している書評ブロガー
中小企業経営に役立つビジネス書・自己啓発書レビュー
ゲスト書評家を希望の方はこちらをご覧ください。


■編集後記
◆これから伸びる産業とは?
ふと、そんなことを考えてみました。
多分、成熟化している日本では、物作りというのは、
産業として、厳しいように思います。
そうすると、サービス業に目が行きます。
サービス業というと、どんなイメージでしょうか?
大抵の人は、飲食、アパレル販売などをイメージするでしょう。
ここで言うサービスとは、プロの技術・ノウハウを提供する領域です。
金融サービス、医療サービス、法務サービス・ITサービスなどです。
これらは、欧米に比べて、著しく遅れているようなのです。
つまり、伸びる余地があるということですね。
更に、成人向けの教育が伸びるのではないかと思います。
本の売れ筋を見てみると、10年前と比較して、
小説よりもビジネス書が売れています。
それが、すでに、成人向けの教育が伸びている証拠のような気がします。
一般的に、金融サービス、医療サービス、法務サービス、ITサービスを
自分自身で提供できる人は限られていると思います。
しかし、「成人向けの教育」は、ある程度、社会経験を積んでいる方は、
自分の経験を棚卸しすると、色々と出てきそうです。
ほんどの方が参入できるそうです。
そんなことを考えています。

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