この本は、タイトル通り、30代で年収3000万円になった人300人を
調査して、稼げる人とそうでない人との違いを本にしたものです。
稼げる人になりたい、そして、客観的な情報を知りたい人には、お勧めの
本です。
◆さらに詳しく
このテーマの本は多いのですが、その多くは個人の体験をベースにした
ものです。なので、かなりバイアスが入っています。偏りがあり、更に、
本人が書いたので、自分で気が付くことしか書いてありません。
本書『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人
稼げない人』の場合、300人ものデータと、更に、この300人に対して、
著書が取材をしているので、客観的な視点から稼げる人の特徴がわかります。
読んでいて、説得力がありました。
◆稼げる人の特徴
稼げる人とそうでない人の違いはそんなにはあません。
・特に、早起きというわけでもありません
・能力が特に優れているわけでもありません
・精神的にタフというわけでもありません
・やりたいこと、なりたい姿が明確というわけでもありません
わかりやすい違いは、次の2つです。
・テレビの視聴時間は1時間未満
・毎月の平均読書量は9.88冊
◆稼げる人の重要な僅かな違い
著者の竹内正浩氏が、稼げる理由は、以下の3つのわずかな違いにあると、
主張しています。
・変われる
・本気で働く
・成功の手順を踏む
それぞれを更に、細かく分解すると
・変われる
1.変化を受け入れる姿勢を持つ
2.望む人生を求める決意をする
3.自ら変化を起こす
・本気で働く
1.人の役に立つ・貢献する
2.目線・基準を高く持つ(相手の期待を超える)
3.目的に対して、合理性をもつ
4.長時間労働をする
5.自己投資をする
・成功の手順を踏む
1.弟子入りする(適切な会社に入って働く)
2.好き・強みを磨く
3.目標を設定する
4.やってみる
5.思考実験をする
◆まず、やってみることは?
「変われる」や「本気で働く」というのは、本書を読んで、どいう意味かを
じっくりと味わうといいですね。
で、「成功の手順」で、5つの手段が上げられています。それぞれの手段で、
何が一番人気だと思いますか?
実は、4の「やってみる」でした。意外ですよね。とにかく、経験値を
増やしてみて、その結果どうなるかを体験してみることが、適切な判断が
できるようになる元になるようです。
実際に、筆者が取材した中で出てきたやってみるべき事を紹介します。
・海外に行ってみる
・フルコミッションの仕事をしてみる
・外資系金融機関に入社してみる
・IPO(新規株公開)しそうな会社に入社してみる
・何か商売をしてみる(何でもいいから売ってみる)
・情報発信してみる
・ビジネスプランをつくり、300人と会ってみる
・自分のなりたい姿を300人に話してみる
・仕事を3つ、4つかけもちしてみる
・仕事を半端じゃない量をこなしてみる(量稽古)
◆30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!
稼げる人 稼げない人
著者:竹内正浩
出版社:東洋経済新報社
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと、絶対、後悔する
★★★★ :読まないと、とても後悔する
★★★ :読まないと、やっぱり後悔する
★★ :読まないと、後悔する気がする
★ :読まないと、後悔するかな?
◆詳細&購入
30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人 稼げない人 竹内 正浩 東洋経済新報社 2010-12-01 |
■編集後記
◆邪馬台国は沖縄だった!
「邪馬台国は沖縄だった!」(木村政昭著)という本を読みました。
著者の木村政昭さんは、国立大学である琉球大学の名誉教授です。
地元沖縄の本屋さんでみつけて、「とんでも本」かなと思ったのですか、
ところが、読んでみると緻密な推測で沖縄にあったかもと思わせる内容で、
説得力がある文章でした。
さすが、学者の書いた本は違いますね。
古代史が好きな人は楽しめると思います。
邪馬台国は沖縄だった!―卑弥呼と海底遺跡の謎を解く 木村 政昭 第三文明社 2010-05 |
コメント
拙著をご紹介いただき、ありがとうございます!
著者の竹内正浩です。
拙著をおほめいただき、うれしいです!
客観的な情報については、重要視しておりますので、ご評価いただき、報われる気持ちです。
時間、お金、労力をかけた本ですので、ご紹介いただき、うれしいです!
ありがとうございます!
コメント、ありがとうございます!
返事が、目茶苦茶、おそくなり、申し訳ありません。
竹内様のブログは、RSSリーダーに登録しており、拝見しております。
今後とも、よろしくお願いします。