英語学習で具体的な目的があれば近道はあるかも

英語をマスターするには、膨大な時間が必要です。ただし、英語学習の目的を明確にして、限定した能力を身につける場合には、大幅に学習時間を短くできる近道があると思います。
私の場合、TOEICスコア280点から755点に上げるために、少なくとも6,000時間程度を英語学習に費やしました。775点のレベルは以下のようだと言われています。730-860点のガイドラインです。


どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている
通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても対応できるの能力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。


実感としては、上記ほどの英語力を身につけるという感じはなく、英語のスタートラインに立てたという感じです。それでも結構な時間(6,000時間)がかかりました。時給1,500円としたら、計算上は約1,000万円の価値を投じたことになります。
私の場合は、TOEICのスコアを上げることを目的にしていた。なので、英語の総合力をあげなくてはならず、どうしても、時間がかかりました。つまり、近道はないのです。しかし、明確に特定の目的に英語を使うならば近道はあります。学習時間を大幅に短縮できます。
例えば、自社の製品を売り込みたいビジネスマンは、次のことができれば、ほぼ目的を達成できるかと思います。

  • 英語で自社製品の説明ができる。
  • 英語で自社製品の質問にこたえることができる。
  • 自分の業界についての雑談ができる。

例えば、英語で講演をしたい場合は、以下の準備をすればいいかと思います。

  • 講演内容を英訳する。(専門家に依頼する)
  • 講演内容を暗記する。
  • 聞いている人に理解できるように話せるようにする。

実際に、このような方法で英語をマスターした人がいます。本田直之さんです。『レバレッジ英語勉強法』という本田直之さんの著書に詳しく書かれています。

レバレッジ英語勉強法
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闇雲に英語学習をするのではなく、目的を明確にして、学習すると近道が見つかります。また、学習時間と自分の時給を考えて、英語学習をしないというのもひとつの選択だと思います。例えば、英語をマスターせずに翻訳者を雇う方が経済的に有利と考えた場合がそれにあてはまります。
とにかく、学習時間が長いので、英語学習に本格的にとりかかる前に考えたほうがいいでしょう。

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