シンプルな考えとアウトプットを生む行動に徹する
お正月なので、スケールの大きなタイトルの本を選んでみました。
エッジの代表取締役社長兼最高経営責任者である堀江貴文氏の本です。エッジは、元の名前を「オン・ザ・エッジ」といい、ITバブル時代に、ビットバレーともてはやされ、次々と上場した会社の一つです。このビットバレー企業について、極一部を除いて、私はいい印象を持っていません。というのは、IT企業といいながら、実は、コアとなる技術を持っていない会社がほとんどだからです。きっと、怪しい感じなのだろうなと思いながら、手に取ったのです。
しかし、その妙な期待を裏切り、氏の仕事ぶりが淡々と書かれています。全体を貫く考え方がシンプルで、その記述があっさりしすぎて、するっと読める本なのです。できる人は、ポイントを押さえて、徹底的にやれる人なのでしょう。
すごいなと思った箇所を拾い上げてみる。
集中することについて、インターネットと出会ってからの2-3年は、人との交流ができないほど、仕事に没頭したようです。また、大学受験の半年は、勉強以外のことをした記憶がないとまで言っています。
多くを時間の無駄にしやすい会議ついては気を配っており、その手順は、1.目的をもつ、2.メーリングリストで共有、3.10人以下の出席者、4.仕切る人をつくる、5.結論を出し、6.実行期日を決め、7.議事録をメーリングリストで共有するとなっています。ある意味、あたりまえですが、実践するのは難しいでしょう。
考えると事については、「私の会社の社員を見てきた経験からいうと、その多くは考えることを放棄しているように見える。・・・普段の生活では常識的に行動することは問題ないが、人と差をつける場面で「常識」にとらわれていると失敗する。」と述べ、考えるべきポイントを示しています。
徹底的に、メールを駆使しており、たとえば、部門毎・テーマ毎メーリング・リストを作成し、徹底して、それで情報を共有しています。なんと、一日、5000通のメールを処理しています。それと、Webブラウザのこの2つ仕事をかたづけているとのことです。MS-WordなどのOfficeソフトを無駄の何物でないと切り捨てており、共感してしまいます。
徹底して、基本を忠実に行うことを実践している氏の会社に、つい、投資しようと考えてしまう内容でした。そういえば、細かく株式分割して、話題になりましたよね。「基本を忠実に」という点では、セブン-イレブンの会長である鈴木氏に、通じる所があります。ただ、とてもスマートです。
100億稼ぐ仕事術
< strong >著者:堀江貴文、出版社:ソフトバンクパブリッシング
後悔度:★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する
今日、手を切ってしまいました。コップの縁が割れているのに気がつかずに、力強く、洗っていると、人差し指の付け根にちょうど、あたりました。あまり、痛みを感じなかったのですが、しばらくすると、真っ赤な血がさらさらと流れ出てきて、びっくりしました。どうも、血を見るのは苦手なんですよね。バンドエイドで、あっさり、出血が治まりましたが、その後は活発に行動する気が起こらず、ぼっーと、読書とテレビで過ごしてしまいました。
深夜の東京テレビのツタンカーメンの番組やTBSの独裁者につての番組は、おもしろかった。一神教の元祖は古代エジプトから始まること、ツタンカーメンが暗殺されたこと、独裁者になるメカニズムが興味深かった。
本については、紹介した以外に、SEO(検索エンジン最適化)、ランチェスタ経営の本を読んでいました。