女性起業塾出身の方に、縁があることが多かったので、その塾を主催しているトレンダーズ代表の経沢香保子氏の著書を購入しました。読んでみて、堅実に事業を運営している様子が伝わってきました。
『自分の会社をつくること』が提唱している企業は、従業員3-4人で、年商1億、社長の給与が3,000万程度がよいと主張しています。この規模を提唱するのは、一緒にビジネスをされている『加速成功』の道幸武久氏と同じ見解ですね。
女性のあたらしい生き方として起業を勧めています。女性は起業に向いていると主張します。そして、女性が起業に向く理由として、1.消費のプロ、2.きめ細やかで優しい、3.母性本能が人材育成に向く、4.堅実でまじめ、などをあげています。
『自分の会社をつくること』を読んでみて、感じるのは、自分サイズの起業の形へのこだわり、中小企業はブランド次第、堅実な考え方です。
まず、自分サイズの起業は、オンリーワン業種、従業員3-4人、年商1億円、社長の年収3,000万円、利益率の高いサービス業、認知度が高く、会社ブランドを持っているという会社を作ることを指しています。
このような会社を考え出すのには、一番良いのが事業計画書を何度も書くことを勧めています。というのは、書くことで明確になり実現可能性を高くすることができます。事業計画書の内容は、どんなサービスか、誰に、どのように、そして、実現する可能性を記載します。
そして、随所に会社ブランドにこだわる姿勢が目立ちます。それは、このような小さな会社では営業をおく余裕がないこと、また、仮にあっても、名前の知られてない会社が営業のみで新規顧客を開拓できないという経験があります。同様に、広告もだめでした。
うまくいったのが、マスコミをうまく活用したPRでした。マスコミに掲載されることは、社会的に意味のある特徴的な活動でなくてはなりません。特徴は会社が明確に打ち出す必要があります。その意味で、ブランド作りを意識して、会社を表現する必要が出てくるのです。
実際のブランドの作り方は、人のネットワーク、インターネット、マスコミになります。インターネットは、意外に時間がかかります。そして、大切なことはね「繰り返し」、「定期的」ということです。薄皮を積み重ねるようにして、信用を作り上げて、ブランドに変えていきます。メルマガやスタッフ日記はその代表的な例です。
最後に、現実的で地道な経営者の姿を感じました。例えば、ITバブルの頃、ビットバレーと呼ばれた多くのIT起業家が、いろいろとアドバイスしたのですが、経沢香保子氏は、自分のスタイルを貫きます。アドバイスの逆に、他からの資本を入れない、パートナーを持たない、採用は実務経験より能力の可能性を重視したなどです。
『自分の会社をつくること』から、自分サイズの起業としての従業員3-4人年商一億円、中小企業こそ会社ブランド作りにこだわること、周りに左右されない堅実な経営が大切なことだと学びました。
■■ 今日のエッセンス
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■■ 新しい生き方としての自分サイズの起業を検討してみよう。
■■ リソースが少ない中小起業こそブランド作りに力を入れよう。
◆自分の会社をつくるということ~人生を自分で創り出していく生き方
著者:経沢香保子、出版社:ダイヤモンド社、ISBN:4478733015
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
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経沢 香保子
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リーディングバトン
メルマガ『英語本、どれがいい?元・外資マンの実用分析書評』でおなじみの西沢さんからリーディングバトンなるものを受け取った。以下の質問にブログで答えるものだ。
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・よく読むまたは、思い入れのある本
・この本は手放せません!
楽天のブログに書いてみました。
意外な自分に会えて、面白かったです。
コメント
こんにちは。外間さん、はじめまして。
TB&コメントありがとうございました!
自分のブログで書いたように、このブログは「超カンタン! 最強メディア ブログ成功バイブル」という本で知りました。
お忙しいと思いますが、わざわざコメントを付けていただいて、感謝です!
今後ともよろしく!お願いします。