日記をつけない人に対して、メリルリンチの社長はこう言ったそうです。
「航海図を持たずに世界一周しようとしているヨットマンと同じ」
さらに、上場企業3,000社の社長はすべての人が日記をつけているそうです。
日記の効果的なつけかたで、大切なのは「朝」つけることと断じています。著者の佐藤伝氏は25年間日記をつけています。13年目のある日のこと、どうしても、夜に日記を書けずに朝書いたところ、気持ちがポジティブに変わったそうです。その経験を披露してくれます。
◆夢実現マトリックス
朝、日記をつけるいいことは、昨日の出来事から時間が経っており、冷静に見ることができること、今日の予定を考えることから行動に繋がります。しかも、今日のことを朝に記入するので、時間が経ってやる気を失うこともありません。更に、朝のすがすがしい気分は自分のやりたい夢を強く思うことができます。
整理すると、過去と未来という軸と、事実と感情という二つの軸から成る四つの領域を思い浮かべてください。それぞれの領域の能力に対してバランス良く高めることができます。その能力が、IQ、EQ、NQ、DQです。NQは、人間関係力指数(Network Quotient)、DQは、夢指数(Dream Quotient)です。
未来のやることを記入することにより、NQは高まります。未来に対する感情を書くことにより、DQは高まります。
◆メリット
より、具体的なメリットとして、次のことが上げられます。
1.スキルアップ
2.話のネタ
3.出逢いの可能性
4.自分の身体と精神リズムとパターンに気づく
5.自分の内面をみつめ人生を変革できる
特に最後の人生の変革は、自分のホンネを日記にぶつけることにより、つまり、感情的なことを明らかにすることにより、自分の心を浄化することにより、自分のステージを上げることができます。
いつもは、ないがしろにしている自分の魂、本音と向き合うには朝が良いのです。
◆手順
やり方しては、ルーズリーフを使用するやり方と、エクセル、専用ソフトhmdの3つのやり方が説明されています。やりやすいルーズリーフのやり方を説明します。
まず、「朝」日記は10年日記などと同様に、同じページに違う年の同じ月日を記入するようになっています。要するに、2005年1月1日の日記を付けると、同時に2004年の1月1日の過去の日記が読めるようにします。それを生涯にわたって記入することので市販の日記では間に合わないため、ルーズリーフを使用します。
1.12ヶ月分のルーズリーフを用意します。
2.1ページに一日として、4から8つ程度に記入する分野を決めます。
仕事、お金、健康、人間関係を入れるように勧めます。
3.基本事項として、何の日、記念日、誕生日、命日、出逢いなどを設定。
これだけです。数行程度、3分程度の記入で、済むようにします。
◆まとめ
朝の日記は、過去を振り返り、未来を思うことに、よい機会を与えてくれます。それにより、自分の魂と接したり、その日に会う人を思い、夢の確認をすることより、ポジティブな日々を過ごすことができます。
■■ 今日のエッセンス
■■
■■ 朝の日記は、過去・未来、事実・感情と向き合うよい機会。
■■ ないがしろにしている自分の魂、本音と向き合うには朝が良い。
◆「朝」日記の奇跡~朝3分夢をかなえる習慣のつくり方
著者:佐藤伝、出版社:日本能率協会マネジメントセンター、ISBN:4820716484
後悔度:★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
「朝」日記の奇跡 | |
佐藤 伝
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コメント
TBありがとうございます。
本書を読んでからは朝に日記をつけることが
多くなりました。やはり、夜につけるよりは
「今日も一日がんばるぞー」といった内容に
なることが多いようです。
夜はといいますとどうしても「一日の反省」
みたいな内容になってしまいますね。
私自身は「反省」は大好きなので
夜日記もよいと思っています。
朝に日記をつけるとは、とても面白い発想ですね。
目から鱗といった感じでしょうか。書店で見かけたらぜひ読もうと思います。
自分もブログを作って書いているのですが、寝る前に書くと確かに反省的な内容が多くなるかもしれません。
これからは朝ブログ、やってみます。