本田直之氏より、「レバレッジ」シリーズの第二弾がこの『レバレッジ時間術』です。この『レバレッジ時間術』で、一番に印象に残ったのが、本田直之氏の生活スタイルです。
本田直之氏が提唱する時間割の一例で自分の時間割を例示していました。そのページを見ると、午前に情報のインプットとジムでの体力作り、11時半からの2時間の昼食、その後、5時間の仕事、19時からの会食と非常にバランスの良い生活です。こんな生活にあこがれますね。
さて、この『レバレッジ時間術』では、時間管理に投資の発想を取り入れれば、「一時間かかったことを5分で終わらせる」ことが可能だとのべ呈します。さらには、労働環境の変化により、生活スタイルを変える必要があることを強調しています。
変化とは、2つあり、まず、肉体労働から頭脳労働に移行していることをあげています。頭脳労働は肉体労働に比較して、そのノウハウにより大きく生産性がことなります。つまり、ノウハウに投資のしがいがあります。
更には、終身雇用制や年功序列などに代表されるような会社組織に長期的に依存するような形態から、成果報酬や転職に代表されるようなより成果を出す必要な雇用形態に移行しつつあります。
そんな状況なので、アウトプットがより重視される社会の中で、時間あたりの成果をどのように高められるかが求められています。
◆3つの手法
本田直之氏が提唱している時間管理の手法は、以下の3つになります。
・俯瞰逆算スケジューリング
・時間割
・タスクリスト
簡単に、その3つを紹介します。
◆俯瞰逆算スケジューリング
これは目標が決まると、その達成すべき事を逆算して、スケジューリングしていくことです。比較的長期になることから、月間カレンダーが役に立ちます。
〆切と目標を決めると、必要な作業をピックアップしていきます。それを月間カレンダーに割り当てていきます。目標に必要なことをあらかじめ、天引きしていきます。そうすると、比較的スムーズにスケジューリングがうまくいきます。うまくいかない場合は、工夫をしていくことになります。
◆時間割
ビジネスで成功されている人は、多くの場合、決まった時間割を持っているようです。この時間割の効果は、あらかじめやるべき事をパターン化して、かつ、日々その時間割で動いていることにより、すぐに、作業に移れることがあげられます。
つまり、無駄な思考や行動が排除される効果があります。頭も体も自然に日々の業務を効率よく、片づけることが出来ます。
◆タスクリスト
タスクリストとは、ある特定の成果を上げるのに必要な要素になります。これを毎朝、確認し、日々のゴールとします。ToDoリストと異なる点は、ToDoは受動的で、タスクリストは能動的なことです。ToDoリストでは優先順位を決めてやるか否かを決めますが、タスクリストは全て必要不可欠なことなのでの優先順位をあえて付けるとAになることです。
◆まとめ
『レバレッジ時間術』の骨の部分しか紹介していませんが、本書にはこれ以外にも昼寝の効用、早寝早起きではなく早起き早寝にするなど、興味深い事柄が説明されています。
本書を参考にして、本田直之氏の生活パターンを送りたいものですね。ちなみに、氏は半年をハワイで過ごしています。それを目標として、逆算すると経営者になる必要性を感じたそうです。こちらも、まねしたいモノです。
◆レバレッジ時間術
~ノーリスク・ハイリターンの成功原則
著者:本田直之、出版社:幻冬舎
後悔度:★★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1) | |
本田 直之
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◆メルマガ部数が増えている!
半年ぶりに、発行します。一番、驚いたことは、部数が伸びている!
これも、レバレッジ・リーディングのおかけでしょうね。ありがとうございます。反面、半年も発行できずにいて、すいません。本業に余裕が出来たら、ガンガン、発行すると思いますので、ご容赦を。
半年の間、地味に仕事をしていたことを除くと、沖縄に2度、旅行したことぐらいしか特記することはないですね。その間にも、本や本棚は増えています。(笑い)
ということで、では、また。