『自己資産は自分で守りなさい』前編からの続きです。
◆投資情報の吟味
海外分散投資をする英語力は必要です。ただし、金融口座開設に必要なレベルなので、さほど難しくはありません。意外なことに、投資情報は日本語でアクセスできる情報で十分です。
情報源としては、インターネットで提供されている情報を使用することになります。というのは、マスコミの情報は偏向していることが多いからです。権力者からの圧力と言うよりも、多くの視聴者や読者を獲得するために、どうしてもウケを狙うような内容になりがちです。情報を受ける取る側の好みに迎合してしまうのです。
更に、無料のマスコミ(民間放送のテレビやフリーペーパー)は、広告主の意向に大きく左右されます。広告主に都合のわるいことは掲載が難しくなります。
インターネットは信憑性が低いのですが、情報発信者の過去の情報を確認するとその信憑性がチェックできます。その際、気をつけるべき事は、情報発信者にも分野により得意・不得意があることです。
インターネット上でもロイターの情報は金融機関に提供されているだけあって、信頼できます。また、アメリカのヤフー・ファィナンスはファンド情報やその過去の情報も掲載されており、便利に使えます。
◆日本政府からの独立
国際分散投資は、購入できる金融商品とコストから、海外の金融機関を使用します。以下のようなて手順になります。
1.海外銀行口座を開設
2.海外証券口座を開設
3.海外口座に送金
このようにすることにより、日本政府の影響からも逃れることになります。
将来的に、金融危機が起こっても、口座の閉鎖の危機から逃れられます。極端な話、あるていどの金融資産があれば、永住権が得られる国もあります。少子高齢化、財政破綻、年金問題の悪化から解放されます。
◆投資内容
投資内容は、世界株ファンドに40%、ヘッジファンドに20%、その他に40%とします。世界株ファンドは10年単位で見ると、下落したことはありません。毎年8%程度の利益を上げています。ヘッジファンドに投資するのは、株式か下落しても利益を上げることができるからです。ヘッジファンドは、マン・インベスト社のがお勧めです。
更に、BLICsやVISTAなどの新興国は、30%程度にすることをお勧めします。これらの国は成長率が高いのですが、まだ、不安定なので予測できない自体が怒ることがあるからです。
◆まとめ
日本人であることのメリットを活かし、かつ、デメリットを克服するのに国際分散投資は有効な手段です。投資に成功するに従い、自然とお金や時間の管理、情報の扱いががうまくなるおまけ付きです。
そして、日本という国のリスクを避けられる手段でもあります。日本の将来を考えると多くの人が身につけるべきノウハウではないでしょうか。
◆自己資産は自分で守りなさい
著者:田頭勇貴
出版社:アスキー・メディアワークス
後悔度:★★★★
★★★★★:読まないと絶対後悔する、★★★★:読まないと、とても後悔する、★★★:読まないと、やっぱり後悔する、★★:読まないと、後悔する気がする、★:読まないと、後悔するかな?
自己資産は自分で守りなさい (ビジネスアスキー) | |
田頭 勇貴
アスキー・メディアワークス 2008-09-19 |
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◆スマートフォン
iPhoneを欲しかったのですが、検討するために、同等な機能が使用できるiPod Touchを使用していましたが、あまりに、制限が多すぎるので購入意欲がなくなりました。
今は、Windows Mobileの携帯を使用しています。最近気になるのは、Touch Proという高機能で、キーボード付きのスマートフォンです。ただ、イー・モバイルで扱ってくれないのが残念です。
昨日、Googleが開発した携帯が発売されましたね。日頃、Googleのツールを多量に使用している私はそれも気になっています。