~正力松太郎と影武者たちの一世紀
読売新聞、日本テレビを作り上げた人が、警察の上層部の人だとは。
とにかく、正力松太郎氏の迫力が伝わってくる本です。今は、きれいに見えるメディアの遺伝子の中に正力氏の思いが入っているんでしょうね。
巨怪伝〈上〉―正力松太郎と影武者たちの一世紀 (文春文庫) | |
佐野 眞一
おすすめ平均 |
[目次]
第1章 暴圧と故郷―青白いガス燈の下、血だらけで立つ正力
第2章 虐殺と伝令―伊藤博文愛用のステッキから凶弾一発
第3章 美談と略奪―武者ぶるいして読売に乗り込む
第4章 社旗と伝説―新聞の生命はグロチックとエロテスク
第5章 疑獄と遭難―正力テロ事件、六十年目の真相
第6章 不倫と絹糸―サヨナラ・ホームランをみた摂政宮
第7章 転向と墓銘―笑顔よしの沢村から微笑が消えた
第8章 決起と入獄―共産党の手に渡るなら読売をつぶせ!
第9章 祝宴と嫉妬―笹川良一がハダカで正力に説いた「浴槽の美学」