研究職や文章を書く人には特に参考になるのでは
ふとしたほずみで、竹内均の「頭をよくする私の方法」という本を読みました。1987年の本です。具体的な方法が書かれていて、非常に納得がいく事が多い。すらずらと、あげてみます。
・自己実現(①好きな事をやり、②それで食うことができて、③他人によって高く評価されること)が人生の理想。
・頭のコンディションは、体と心のコンディションから。
・生活パターンは一定のリズムで。 とにかく、時間が来たら、今やっている事を終えて、次の作業を行う。早寝早起きの習慣。特に、朝は生産性が高い。
・やるべきことは習慣化する。例外事項を設けない。
・睡眠を十分にとることは大切。
・計画性を持って、効率的に。
・本を書くときに、一度に書くのではなく、まず、断片を書いて集める事から始める。
あとは、それを組み立てて、本を作る。
この断片は、使いやすいように、それだれで意味がわかるようにする。
主語と述語を明確にする。修飾語と被修飾語の位置を近くにする。
・本を早く読みには、すでに、知っている事を書かれていると判断したら、その部分を飛ばす。多量に本を読んでいると自然にできるようになる。
・本は関心のある部分を原稿用紙3枚程度に要約する。本をストックするのではなく、それをストックする。
・百科辞典の活用。エンサイクロペディア・ブルタニカ(大項目型)、平凡社大百科辞典(中項目型)、小学館のジャポニカ、ジャンル別ジャポニカがいいらしい。
大前研一も、百科辞典の効用を説いていたのでそろそろ購入を考えようかな。電子辞書かPCソフト、定評があり、英語で、絵が多くてであるといいな。←優先度順。
・コピー機を購入して、本の一部を持ち運ぶの目的に使うといい。
・ひらめきのつかみ方は、①断片を溜め込む(勤勉に集める事が大切)、②感性で組み合わせる、③理性でチェックして、他人を納得させられるまでに磨く。
・時間の確保を考えるなら、仕事の質を大切にする。質が悪い→量で補おうとする→時間を必要とする→更に時間がかかる→時間がないので→質が落ちる→スタートに戻る。
・日露戦争で活躍した旧日本海軍の参謀秋山信之の言葉。「人間の頭に上下などはない。要点をつかむ能力と不要不急のものを切り捨てるという大胆さだけが問題なのである」
・竹内氏の生活パターンを書いてみる。これで、あれだけの成果を出すとは、すごい。
AM 04:00 起床、6時まで自宅で勉強
AM 06:30 朝食
AM 07:00 オフィスへ
AM 08:00 オフィスに入る
AM 12:00 昼食
PM 04:30 仕事を終えて退社
PM 05:30 帰宅、夕食、読書や風呂
PM 09:00 就寝
頭をよくする私の方法
著者竹内均:、出版社:三笠書房
後悔度:★★★ (三つ星満点)
★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する
私の場合は、まずは、生活のパターンを確立する事に集中しようと。早起きは大切なのですよね。なかなか、できなくて。血圧が100切る低血圧だから?
リンク先の本は、実は私が読んだのとは若干違います。他の本と合併したようです。